はじめに
トランプ新大統領の誕生、トランプの再選は、宇宙テクノロジーや地球外生命体などのディスクロージャー(情報公開)にプラスとなる。かつて、『宇宙テクノロジー』の調査報告書で言及した未来像が徐々に、具体化、進展していくことだろう。
2024年のフランス・パリのオリンピック開会式は共時性、シンクロニシティをテーマに演じられた。また閉会式では、宇宙から舞い降りてくる宇宙人と地球人のコンタクト交流シーンのようなものもあり、大会の選手たちの感動シーンとともに、時代の流れを感じさせるものがあった。
ところで、新一万円札の"顔"になった渋沢栄一。彼が愛した『論語』には、「温故知新」(故(ふる)きを温(たず)ね、新しきを知る)、という言葉がある。今回のレポートは、トランプ新大統領で進展していく、宇宙テクノロジーや地球外生命体などについて、また「温故知新」のごとく、日本の文明開化が大きく進む基点となった明治新政府の頃の渋沢栄一や改正掛の精鋭達について学び、未来を創造していくヒントをまとめさせていただいた。
筆者は、シンクロニシティについてのレポートをいくつか書いてきたが、あるSNSでの「渋沢栄一と私のシンクロニシティ」は、イイね数、100以上をいただいた。ありがとうございます(^-^*)。 実は、明治新政府における渋沢栄一が活躍した改正掛(一種のシンクタンク)は、近代社会の基盤を整備する目的で設置されたが、鉄道、郵便、殖産興業の推進、廃藩置県の取り組みなど、その後の日本文明の基礎となる200件にのぼる案件が短期間に企画され具体化、道筋をつけた。リーダーの渋沢栄一のほか、当時関係する人物として大隈重信、伊藤博文、井上馨などがおり、各藩の精鋭のほか、旧幕臣には前島密、赤松則良、杉浦譲、塩田三郎などの精鋭達がいた。彼ら十数人は未来ビジョンを熱く語り合い寝る時間も惜しむほど仕事にまい進した。当初は旧幕臣は肩身が狭い立場だったものの、次第に仕事ぶりが評価され信頼されていった。その中のひとり、前島密は、郵政の1円切手で知られる人だが、大久保利通の大坂遷都構想に対し、江戸(東京)遷都を建白した。また維新前から漢字の廃止を徳川慶喜に建白するなどの先見力があった。
今の時代に対して、江戸城無血開城を実現させた勝海舟、西郷隆盛をはじめ、明治維新の志士たちは、日本と世界の今日をどのように感じているのか? 坂本竜馬は19歳で、また前島密は18歳で、ペリー黒船艦隊を間近に目撃し衝撃を受けた。ある人物はUFO目撃の年、19歳、一人旅で長崎グラバー亭、宮崎高千穂峡、奈良明日香などを回り、未来に対する大志のようなものを抱いていた。21世紀も四半世紀が過ぎようとしている今日、私たちは時空を超えて、幕末にいるかのような混沌とした時代に生きているのかもしれない、と思ったりする。ここは明治新政府の頭脳集団、改正掛の精鋭達の生き方に学び、地球新時代を生きてまいりたいものです。今こそ、宇宙的視野の企画構想力で、新未来にチャレンジ!
かつて、映画「未知との遭遇」や、映画「コンタクト」、映画「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー」などがヒットした。最近では、「宇宙人のあいつ」、「もしも徳川家康が総理大臣だったら」といったエンタメの映画も出てきている。時代は、地に足のついた生活を送りながらも、こうした豊かな思考力、想像力が求められるようになってきたといえるのかもしれない。
これまでのリサーチ経験から、今回の企画では、混沌とした時代にあって、水面下では、着実に宇宙時代へ進みつつある状況を踏まえ、時空を超えた量子もつれ、シンクロニシティの視点から、明治維新の精鋭達にビジネス構想や生き方について学びたいと思ったしだいである。これから、未来にやってくる宇宙時代、そして量子の時代、量子文化とでもいうべき時代は、シンクロニシティが頻繁に起こってくる時代といえるかもしれない。未来を創造していく皆様のご参考になれば幸いです。 ※文中敬称、略
未来わくわく研
AQU先端テクノロジー総研
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