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      【 最先端ビジネス、企画と構想への道】   2019/11/13号
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□ ■    コードレスEEGは医療ヘルスケア需要中心に15%成長 
□ ■    5G時代のXRビジネス、医療・災害などに期待の声!
□ ■    地上ビッグデータ連携の衛星データ市場、関心高まる!

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コードレスEEGは医療ヘルスケア需要中心に15%成長
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簡易型脳波計、認知症予防診断(アプリ)に需要! BCI市場10%超の市場成長続
く!コードレスEEGは医療ヘルスケア需要中心に15%成長へ! 


ブレインコンピュータインタフェース(BCI)の世界市場は、10%超の高成長が続
き、2025年には、2,500百万ドル規模に達する。非侵襲型のウェイトが高まる
中で、脳波計ヘッドセットは年率13~17%の市場成長が予測される。最近では従
来の医療機器と比べ充分活用できる計測精度を有するパッチ式やシート式などの脳波
センサ(簡易型脳波計)なども登場してきている。今後、医療ヘルスケア、睡眠、教
育、マーケティングなど幅広い用途に浸透してゆくと予測する。関連のビジネスモデ
ルも進化しており、高齢化社会にあって、症状ごとの脳波パターンから、たとえば認
知症予知診断などで専門医と連携したAI解析クラウドサービスなども将来的に広が
ってゆくと予測される。いつでもどこでも脳波を解析できることで、簡易型脳波計の
果たす社会的役割が増してゆくと考えられる。

高齢化が進む中で、病院診療のあり方も変わろうとしており、在宅医療重視の動きが
見られる。その意味でも、簡易型の脳波計は、体温計、体重計、血圧計などのよう
に、将来的に家庭に大きく普及してゆく可能性がある。とくに、高齢者の場合、認知
症予知診断に関心を示している点が注目される。

会社員、公務員など2,100人を対象とした意識調査では、簡易型脳波センサー(脳
波計)、ブレインマシンインタフェース(ブレインコンピュータインタフェース)に
ついて、その利用用途として、どのような分野に関心があるかを質問したところ、
「認知症」(68.1%)が最も多く、続いて、「うつ病、統合失調症」(58.9%)、
「ストレスチェック」(57.3%)、「睡眠判定」(54.7%)、「発達障害」(53.0
%)、「集中力養成」(51.4%)、「効果的学習」(50.2%)となった。これらはみ
な、50%を超えている点が注目される。とくに、「認知症」は3人に2人が関心を
持っている。簡易型脳波計の「認知症予防診断(アプリ)」について、将来的に、
「使ってみたい」と回答した人は、全体では、46.3%であったが、50歳代では、
49.5%、60歳以上では、59.6%と、高齢者になるにつれて、欲求度が高かった。

特許情報に基づき、脳波に関する特許登録(2000年以降)を調べたところ、パナソニ
ック、ソニー、フィリップス、富士ゼロックス、NTTなどの大手企業が多いことが
分かった。また脳波計(2000年以降)を調べたところ、パナソニックがダントツ。続
いて、産業技術総合研究所、島津製作所、情報通信研究機構などであった。最近の顕
著な動きとしては、脳波計測による意思伝達装置「ニューロコミュニケーター」を研
究している産業技術総合研究所が、ここ2、3年で5件増えており、順位を上げてい
る。またマツダなども順位を上げている。

米国のIT大手GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)にMicrosoftを加えたビッ
グ5の場合では、AI、 AR/VR、自動車などの特許出願登録が多いが、脳波関連も少な
くない。たとえばMicrosoftは考えただけでアプリケーションを動かす技術「Brain
Computer Interface」の特許を取得。EEGの消費者向け製品の可能性を探っている。
Facebookも脳波のパターンをAIで予測、コミュニケーションに生かそうとしている。
ハード的には、VR、ARデバイスなどとの複合化も考えられており、商品企画面で
も可能性が拡がっている。

当調査における、未来ビジネス構想編では、「脳波パッチ、脳波ビッグデータの可能
性」、「AIとヒトの融合、AIと人類の共生を目指す」、「人工知能(AI)を活用
した脳波計測技術のVR、AR、MRへの応用」などを取り上げており、脳波ビジネ
ス、BCIビジネスに取り組む先進的経営者、先進的研究者にとって有益な情報を提
供している。当調査報告書が皆様のビジネス開発、研究開発、製品サービス開発に少
しでも寄与できれば幸いである。

    『最先端・脳波ビジネス、BMI、 BCIの開発動向と市場予測
- 簡易脳波計ヘッドセット、ブレインテック、人間拡張技術が創る未来市場 -』
          https://www.aqu.com/brain-ai-mirai/

              ISBN 978-4-904660-42-3

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        5G時代のXRビジネス、医療・災害などに期待の声!
             360度動画、VRショッピングに可能性!
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5G時代のXRビジネス、医療・災害などに期待の声!
360度動画、VRショッピングに可能性!

IoT時代の重要な基盤となる5G(第5世代移動通信システム)は、「超高速大容
量」、「多数同時接続」、「超低遅延」といった特徴により、新たなコミュニケーシ
ョンの可能性とともに、大きなビジネスチャンスが期待されています。AQU先端テ
クノロジー総研が7月3日に実施した、5G時代におけるXRビジネスに関するアン
ケート(会社員など2,300人)の意識調査では、医療、災害などに期待の声が多く
ありました。また360度動画、VRショッピングなどに可能性があることが再確認
できました。


5Gは「大いに関心ある」18.5%、「関心ある」23.9%で、40%強の人が関心あることが
分かりました。また、360度動画に関心のある32.3%のうち、57.3%の人がVRショ
ッピングに関心があることが分かりました。ネットショッピングでは、将来的にVR
ショッピングの可能性があるといえます。いっぽう、未来型VR、AR、MR等の製品
サービス、またXRビジネスへの期待としては、医療分野への意見が多くありまし
た。たとえば、「医療現場における遠隔診療によるセカンドオピニオンの充実に期待
する。」(37歳、男性、自営業)、「患者としての治療の選択肢の拡充ももちろんだ
が、医師等の医療従事者の働き方の改革につながれば良いと思う。」(30歳、男性、
会社員)と、働き方の改革につながるとする意見もありました。また、災害地の状況把
握や人命救助、シミュレーターなどへの期待も挙げられました。5G時代におけるXR
ビジネスは、豊かな社会づくりにつなげてゆくことが期待されます。(同社では関連
調査報告書として『5G時代におけるXRビジネスの市場展望、市場開発に関する調
査』を8月5日に発刊しています。)

■調査テーマ  
『5G時代におけるXRビジネスの市場展望、市場開発に関する調査
-ローカル5G注目!XRコミュニケーション、VTuberなどが拓く未来ビジネス-』
https://www.aqu.com/5g-xr/
ISBN 978-4-904660-41-6


【意識調査結果の注目点】

■「360度動画」と「VRショッピング」の関連性

・360度動画に関心のある人、743人のうち、426人、57.3%が、VRシ
ョッピングに関心がある。
・とくに、360度動画に大いに関心のある人においては、234人のうち、168
人、71.8%がVRショッピングに関心がある。
・このことから、360度動画とVRショッピングのユーザー層は極めて近い関係に
あると考えられる。
・また、VRショッピングにおいては、子供のいない人(家庭)よりも、子供のいる
人(家庭)の方がいくぶん多い傾向がみられる。
・VRショッピングにおける女性の比率は、データを解析してゆくと、市場全体を考
えた場合、いくぶん、男性の比率よりも高いとみられる。
・同様に、高齢者を考えてみると、50代よりも60代以上の人の方が、VRショッ
ピングに対する関心度はやや高いとみられる。
・ますます高齢化へ向かう社会においては、高齢者向けのVRショッピングの需要は
比較的に考えると、大きいと考えられる。


■未来型、XRビジネスへの期待、アイデア

VR、AR、MR等の製品サービス、またXRビジネスへの期待、アイデア、日本のミ
ッションについて、感じていることを書いてもらった。

その結果、全体的には医療分野への意見が多かった。たとえば、「医療現場における
遠隔診療によるセカンドオピニオンの充実に期待する。」(37歳、男性、自営業)、
「患者としての治療の選択肢の拡充ももちろんだが、医師等の医療従事者の働き方の
改革につながれば良いと思う。」(30歳、男性、会社員)と、働き方の改革につながる
とする意見もあった。

XRビジネスへの期待、アイデアとしては、何らかの事情で外出できない人向けの
バーチャルな支援サービスなどが挙げられた。たとえば、「身体が不自由で自由に動
くことができない人や、病気をもっていてなかなか外出できない方、高齢者の方に向
けた買い物代理ロボットや活動補助、宅配モニタリングサービスなど、バーチャルで
の遠隔支援サービスを是非取り入れて活用してほしい。」(35歳、男性、自営業)とい
った意見。また「小さい子どもがいるので、VRショッピングで好きな時間に買い物が
できたらいい。」(30歳、女性、会社員)、「会社員(事務系)カタログショッピングで
なく、VRを見てショッピングが出来るとよい。」(53歳、男性、会社員)といったよ
うにVRショッピングに対する期待もあった。

日本のミッションについては、災害大国、アニメコンテンツなどに関するものがあっ
た。たとえば、「災害大国の日本においてシミュレーターの重要性は高い。訓練に使
えるようなものがほしい。」(25歳、男性、会社員)、「日本はやはりアニメとか漫画
関係のメディアが強いので、そこに力を入れて欲しい。」(28歳、男性、会社員)、
「日本が強いジャンル、例えばアニメなどのサービスが活性化されることを期待しま
す。」(44歳、男性、会社員)、「労働人口不足を解消するとともに、日本ならではの
コンテンツで世界にアピールできるような活用のされ方が望ましい。」(38歳、男
性、会社員)など、キラーコンテンツに関するものがあった。

全体的には世の中に貢献するようなサービスへの期待が感じられた。たとえば、「兎
に角、人に優しく、便利で、社会貢献することに期待する。」(69歳、男性、自由
業)、「安全安心の世の中に貢献するように期待する。」(63歳、男性、会社員)、
「災害地の状況把握に、ドローンとの併用で、より早く人命救助ができるようになる
ことを期待する。」(62歳、男性、会社員)などである。
ITで培った技術力がXRビジネスにうまく応用され、豊かな社会づくりにつながっ
てゆくことが求められている。

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        ■地上ビッグデータ連携の衛星データ市場、関心高まる!
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■衛星データによる気象環境・災害対策等に期待する声!
■地上ビッグデータ連携の衛星データ市場、関心高まる!

衛星画像データの用途は世界的には安全保障、防衛の用途のほか、エネルギー、自
然、海洋、災害、インフラ、LBS(位置情報サービス)、環境モニタリングなどが
あります。今後、民生及び商業利用が大きく拡大してゆくとみられますが、気象環
境、災害対策などに大きな力を発揮することから、衛星データビジネスは今後注目、
市場拡大が続くと予想されます。

人工衛星は小型化の動きがあり、今後、衛星の打ち上げ数が急激に増加してゆくと予
測されています。同一地点を1日に何回も撮影する衛星コンステレーション計画が推
進されており、AI解析技術などを活用して、新たなビジネスを創造する動きが出て
います。

とくに、衛星データの付加価値サービスに可能性が大きく、衛星データの付加価値
サービスはグローバル市場、年率12~16%で加速成長、2023年、6,450
(百万ドル)規模を予測しています(AQU先端テクノロジー総研)。

衛星データを活用した、これからの応用分野として、どのような分野に期待している
かを会社員・公務員2,200人に尋ねたところ、日常生活に関わる分野への期待とし
て、「衛星データを活用して、気象現象や地震台風などの災害についての研究や情報
共有が進む事を期待している。」(37歳、男性、会社員・事務系)、「地震予知、火山
予知、豪雨、台風予測の精度の向上をして、事前の情報を知ることによる災害に備え
る事が出来るようにして欲しい。」(54歳、女性、会社員・事務系)といった声などが
寄せられています。

このたびの台風19号では記録的な豪雨があり、各地で甚大な災害が起きました(10月
17日時点、77人死亡、堤防の決壊は68河川の125か所)。今後のハザードマップづくり
では、たとえば、河川の場合なら、決壊の危険度などに加え、台風の動き、強大さを
考慮して、氾濫した水(濁流)の深さだけでなく、水(濁流)の速さ、水圧などのシ
ミュレーション(家屋への影響等)というように、各種の危険要素データを瞬時に解
析し提示できるシステムづくりが大切になってくるとみられます。

台風被害の拡大を抑え、防災等への期待もある衛星データは、まだ一般にはその働き
が充分、理解されていない面はありますが、衛星画像のデータと地上ビッグデータが
連携されてゆくことで、よりよい社会づくりに役立ってゆく可能性があり、今後の関
連ビジネスの発展が注目されます。


■参考

調査報告書
『 宇宙ビジネス、衛星データの市場展望、市場開発に関する調査
  -衛星データ 付加価値サービス、宇宙アプリの新潮流、ビジネス開発-』
  https://www.aqu.com/space-app/


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        先端ビジネス ! 調査報告書のご案内  ☆。.:*:.:*:・'゜
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■『最先端・脳波ビジネス、BMI、 BCIの開発動向と市場予測
- 簡易脳波計ヘッドセット、ブレインテック、人間拡張技術が創る未来市場 -』
         https://www.aqu.com/brain-ai-mirai/
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 274頁
   
■『5G時代におけるXRビジネスの市場展望、市場開発に関する調査
 -ローカル5G注目!XRコミュニケーション、VTuberなどが拓く未来ビジネス-』
https://www.aqu.com/5g-xr/
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 261頁

■『 宇宙ビジネス、衛星データの市場展望、市場開発に関する調査
-衛星データ 付加価値サービス、宇宙アプリの新潮流、ビジネス開発-』
https://www.aqu.com/space-app/
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 369頁 (二分冊)

■『空飛ぶクルマ、空飛ぶタクシーの開発動向と市場展望に関する調査
 -空の移動革命の可能性!空飛ぶクルマの未来戦略-』
http://www.aqu.com/flying-car/
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 236頁

■『 量子コンピュータの開発動向と市場予測に関する調査
-AIビジネスを加速させる量子コンピュータの市場予測、需要探索-』
http://www.aqu.com/quantum/
  レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 137頁

■『仮想通貨ICO、クラウドマイニング、ブロックチェーンの市場予測に関する調査
-暗合通貨新時代のICO、マイニング、ブロックチェーンの未来戦略- 』
       http://www.aqu.com/mining-ico-blockchain/
      レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 251頁

■『AIスピーカー及び、ヒアラブル端末の市場動向、市場予測に関する調査
-スマートスピーカー、スマートイヤホンの需要拡大をとらえる-』
       http://www.aqu.com/ai-speaker-hearable/
     レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 280頁

■『脳波ビジネス、BCIビジネス、市場開発に関する調査
-脳波特許の動向と注目企業機関、需要動向を調査-』
        http://www.aqu.com/brain-bci/
     レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 204頁

■『IT、生命科学の融合領域におけるビジネス開発、研究開発、市場予測に関する調査
-AIビジネス、脳波ビジネス、ウェアラブル・サービス等の新潮流-』
         http://www.aqu.com/it-bio/
     レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 526頁



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発行編集人 AQU先端テクノロジー総研 Katsumasa Koyasu
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