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       【 最先端ビジネス、企画と構想への道】 2016/12/24日号
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□ ■  IT、生命科学の融合領域、オーダーメイド医療などへの期待高まる!
□ ■  HMDの新潮流
□ ■  VR、AR両機能対応(複合型)HMD

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    IT、生命科学の融合領域、オーダーメイド医療などへの期待高まる!
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 相関関係の関心度は「遺伝子とがん」、「睡眠と音楽、呼吸」が40%を超える!

 ITの進化、生命科学の進化が加速し、その融合領域にはビジネスの可能性が広が
っている。近年、DNAシーケンサーのコストの低下、またゲノム編集技術の衝撃的
な進化により、バイオテクノロジー、医療などの世界が大きく変容しようとしてい
る。一方でAI(人工知能)、ビッグデータ解析なども大きく進化している。今回の調
査ではDNA、遺伝子、AI、ビッグデータ、音楽、周波数、脳波、医療、メンタルヘルス
ケアなどについて2,200人の協力を得てアンケート調査を実施、さらにターゲット
を絞り、600人に調査した。融合領域の研究開発、市場戦略とは別の角度からのリ
サーチにより今後の展望を明らかにしたい。

 ITの進化、生命科学の進化に関連して、遺伝子、オーダーメード医療や精神疾患、
音楽などを中心に未来SF感覚の話題について質問したところ、「人間が知っている
のは宇宙のごく僅か」という項目が、もっとも多く59.8%の人が「そう思う」と
賛同が得られた。続いて、「精神疾患に適度な運動は効果ある」59.3%、「精神
疾患にアドバイザーは大切」58.6%、「精神疾患に音楽は効果ある」57.1%
が続いた。遺伝子解析に関係する話題として、「遺伝子DBを医療に活用すべき」3
0.8%、「オーダーメード医療に関心ある」26.3%、また「オーダーメードメ
ンタルケアに関心ある」25.4%であった。IT、生命科学の融合領域はその技術革
新のスピードが最近著しく、現在研究が進められている脳ICTやテレパシーに関す
る研究もまったくのSFではなくなろうとしている。「将来、人と人の脳が通信でつ
ながる」17.5%、「テレパシーは将来可能になる」15.2%と、10~20%
の人が同意見であることが分かった。

 関心のある相関関係では、「遺伝子とがん」が48.1%と最も多く、続いて、
「睡眠と音楽、呼吸」が41.1%、「睡眠とアロマの香り」が38.4%となっ
た。睡眠に対する関心度の高さが伺える。また、「体内細菌の種類と病気」が34.
5%、「笑いと血糖値」が34.3%となっている。調査から見られる今後の研究
テーマとしては、「音楽と脳内ホルモン」、「遺伝子とうつ病」などが挙げられる。
また「微生物と物質製造」、「微生物の種類と放射能」なども、今後有力な研究テー
マになってくると考えられる。このほか、関心のあるウエアラブル・サービス、脳波
の応用用途などについても、興味深い結果が得られた。とくにクロス集計したとこ
ろ、コードレスイヤホン所有者(330人)が、どのような傾向があるか、関心のあ
るウェアラブル・サービスにおいて、全体(2,200人)との関係特徴を比較してみ
たところ、音楽配信サービス、特殊音源サービスなどの音楽系のほか、スポーツト
レーニング、コードレスイヤホン・ヘルスケア、オーダーメード音楽、オーダーメー
ド・ヘルスケア、AIと会話(チャット・ボット)など、新サービス系においても関
心度が高い、ということが分かった。すなわち、コードレスイヤホン利用者は、将来
的に音楽のみならず、脳科学系を含めた最先端のサービスを受け入れてゆく可能性が
高い、と考えられる。

 いっぽう、年代別の回答者のコメントを見ていくと、あらためて精神疾患の深刻さ
が伺えた。コメントの中には、「先日友人が総合失調症で首吊り自○をしました。原
因は不眠症です。眠れない眠れないと尋ねて来るたびに言っていました。」(73歳、
男性)、「小さい時から母子家庭で小学校1年生の時に母がうつ病になりました。…」
(19歳、女性)というものがあった。ITの進化、生命科学の進化が、病気を減ら
し、よりよい社会づくりに貢献できることを願わずにはいられない。当調査結果がI
T、生命科学の融合領域における研究開発、市場展望の本編とともに有効活用してい
ただければ幸いである。

IT、生命科学の融合領域における市場展望に関するアンケート需要調査
http://www.aqu.com/it-bio-need/


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                  HMDの新潮流
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 HMDは大きくはVR HMD、AR HMD、MR HMDに分かれる。(V
R)ヘッドセットという言い方もある。とくにVR元年ともいわれ、VR系の動きが
活発である。Oculus VR、ソニー(SIE)、HTCなどがゲームを中心としながらも、
新領域を模索している。なかでも、FOVEは目線追跡機能(アイトラッキング)を武器
にゲームのほか、ヘルスケア、教育、ソーシャルコミュニケーション、ロボット連携
など、チャレンジしている点が注目される。

 ARについては、それぞれの業務に即したソフト開発、ソリューション開発が求め
られている。Googleやテレパシージャパンのように、民生用途から、業務、産業用途
に目を転じている企業もある。産業用途では、製造、設計、流通、医療など多岐にわ
たっており、専門分野に力のあるパートナーとの共同開発が大切となっている。

 HMD市場を底辺で盛り上げているのがローエンド簡易型HMDである。なかでも
Google Cardboardは、すでに累計500万個以上出荷、Google Playの「Cardboardアプ
リ」は、2015年の10~12月の2カ月だけで2500万本ダウンロードされている。同様なタ
イプはハコスコなどが知られるが、はじめての人に気軽にVR体験をしてもらう、と
いう意味で意義深いものがある。

 MRは、ある意味でVR以上のインパクト(HMD全体の起爆剤)になりそうだ。
HoloLens(Microsoft)、Magic Leap (Magic Leap)の動きには注意してゆきたいと
ころである。まずはゲーム用途だが、産業用途を含め、大きな可能性がありそう。
HoloLensの場合、病院や医療業界、小売業界で関心が高い。

 HMDは、将来的にはスマートフォンに代わるデバイスになる、との見方がある。
ディスプレイとして有用であるが、通信によるコードレス化、スタンドアローン化が
進み、デバイス単独で稼動するケースも増えてゆくものと予想される。その意味で、
スマートフォン大手のサムスンの今後の開発動向は注目される。また、コードレス製
品を開発している(AR/VR統合タイプも開発している)uSens, Inc.、デバイス単
独で稼動するAuraVisor、またGoogle、Microsoft なども注目される。

 日本企業は、ゲームに強いソニーの今後の動向、また光学系のキヤノン、セイコー
エプソン、リコー、コニカミノルタ、ニコンなどにおいて周辺事業を含めた取り組み
が注目される。

 なお、今後はHMDを利用することになる、360度動画、VR配信サービスなど
がビジネスチャンスと思われる。オリンピックにからむスポーツイベントも関心が集
まると思われ、今後、民生、産業両用途でHMDビジネスの裾野は大きく広がると考
えられる。

http://www.aqu.com/hmd-vr-ar-mr/


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            VR、AR両機能対応(複合型)HMD
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 現在の状況では、VRに注力する企業、ARに注力する企業、あるいはMRに注力
する企業といったように、分けて考えている。しかし技術的には、AR、VR、MR
において共通点、要素が同じといった面もある。

 スタートアップのUSensは仮想現実(VR)対応ヘッドマウントディスプレイ(HMD)
「Impression Pi」(インプレッション・パイ)のプロトタイプ機を開発しているが、
これは、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)の両方を同時に行えるデバイス、つま
りAR/VR統合型HMDという。
ARとVRを行き来し連続させる(シースルーのARモードと不透明なVRモードを切り替え
られる)ことが可能になることで、コンテンツの幅は広がっていく。

 Magic Leapの場合、特許情報を見てゆくと、HMDでシースルーのARモードと不透
明なVRモードを切り替える方法を考えているようだ。
いっぽう、MRの技術を持つキヤノンは、VR HMDの試作も行っている。またS
CEとは別にソニー本社ではAR HMDを手がけている。
このような状況を総合的に考えると、将来的には、VR、AR、MRにおいてモード
の切り替えができる複合タイプが、登場してくる可能性がある。ただし性能的に中途
半端なものは市場は受け入れないとも考えられる。またどれだけ魅力的アプリ、コン
テンツを用意できるかがカギとなろう。

http://www.aqu.com/hmd-vr-ar-mr/



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『 IT、生命科学の融合領域における市場展望に関するアンケート需要調査
-最先端DNA関連、脳波応用、ウェアラブル・サービス等の新潮流-』
http://www.aqu.com/it-bio-need/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 69頁
ISBN 978-4-904660-30-0
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◆タイトル
『 IT、生命科学の融合領域における市場展望に関するアンケート需要調査
-最先端DNA関連、脳波応用、ウェアラブル・サービス等の新潮流-』
http://www.aqu.com/it-bio-need/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 69頁

◆タイトル
『最先端 HMD!VR、AR、MRの新市場動向と市場実態、市場予測に関する調査
-HMDハード、ソフト、アプリ、コンテンツ、360度映像システム等の未来戦略-』
http://www.aqu.com/hmd-vr-ar-mr/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 440頁

◆タイトル
『マルチコプター、ドローンの用途開発、市場展望、市場予測に関する調査
-新センサー映像システムが創る、空の産業革命の可能性とビジネス戦略-』
http://www.aqu.com/drone/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 277頁  

◆タイトル
『臨場感HMD、新ウェアラブル機器の需要動向と市場予測に関する調査
-VR、AR、MRデバイスの新潮流と期待されるアプリ用途開発-』
  http://www.aqu.com/new-hmd/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 280頁

◆タイトル
 『 人工知能の開発動向と関連市場、並びに脳科学関連ビジネスに関する調査
-AI関連産業の動向とビジネス新大陸の可能性を探る-』
 http://www.aqu.com/ai-brain/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 247頁

◆タイトル
 『 ウェアラブル・デジタルの最先端ビジネスモデルの開発動向と戦略
-ビジネスモデルの新潮流、アプリ開発、市場戦略に関する調査-』
http://www.aqu.com/wearable-business/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 169頁

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