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       【 最先端ビジネス、企画と構想への道】   2013/05/10日号
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□ ■ 先端テクノロジーと社会貢献
□ ■ 透過型ディスプレイ、シースルーディスプレイに注目
□ ■ ウェアラブルディスプレイ(HMD)市場、ブレイク間近

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               先端テクノロジーと社会貢献
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【ウェアラブル機器と音声インタフェース】

 現在、スマートフォンのNEXT(将来的有望市場)として注目されるのが、ウェアラブ
ル機器、ウェアラブルテクノロジーの製品群である。

 なかでも、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)、ウェアラブルディスプレイともいえ
る、メガネ型端末「Google Glass」は、その未来感覚、SFの世界に入り込んだような
製品として注目されている。単なるコンセプトか、と思いきや、開発者向けモデル
「Explorer Edition」を提供したり、ユーザーのアイデアを取り込みつつ、製品化が
進んでいる。

 また、Googleのほか、Apple, Microsoft, Samsung、そしてSony、Panasonicなどが
ウェアラブル機器、ウェアラブルテクノロジーに注力しようとしている。

 弊社のアンケート調査でも、スマートフォンとの連携をはじめ、ユニークなアイデ
アが出されており、今後の市場の盛り上がりが大いに期待されるところである。

 さて、ウェアラブル機器の入出力インターフェースとして、音声認識・音声合成、
画像認識、ジェスチャー認識等が注目される。とくに音声認識の最先端では、これま
での成功率が急速に高まり、じゅうぶん実用レベルに達している。たとえば、コール
センター、医療(カルテ等)、議事録、モバイル、ビジネスソリューション、教育、エ
ンターテイメント、ゲーム、電子書籍、といった分野で普及が進みつつあり、また、
音声ブラウザ、音声対話システムなど、注目できるアプリも登場しており、ウェアラ
ブル機器のインターフェースとしても、今後大きな役割を担ってゆこう。


【音声合成と難病「ALS」、そしてiPS細胞】

 最先端の研究開発は、ビジネスとしての可能性だけでなく、社会貢献の視点が大切
である。

 音声合成技術の分野では、もともと、ATR(国際電気通信基礎技術研究所)をはじめと
する研究機関、通信機メーカー、大学、ベンチャー企業等が研究を進めてきたが、か
つてはロボット声(→今でも使われている分野は多い)だったが、現在では、かなり人
間の声に近づいてきた。そんな中注目されるのが、音声合成技術に関連するヒューマ
ンな話題である。

 音声合成を使った筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者としては、天文学者のホーキン
グ博士が知られる。ALSは進行性の病気で、これまで有効な治療法はなかった。進行を
止めることもできないともいわれてきた。いったん罹患(りかん)すると、意識や五
感は正常なまま、全身の筋肉が衰えていく。最後には呼吸筋がまひして、死に至る。
1年間に10万人に1人の確率で発症するという。いったん、この病気になってしまった
方やそのご家族の気持ちは、推し量れないものがある。

 そんな中、患者さんに元気を与えてくれる話題がある。それは、学習院大学名誉教
授の篠沢秀夫さんのことである。篠沢さんは、ALSで闘病中なのだが、そのこと自体は
お気の毒で、ご快癒を祈るばかりだが、素晴らしいのは、音声合成を使って、かつて
の篠沢さんの声で講演をされていることだ。そして妻の礼子さんに支えられながら、
執筆活動も続けられていることだ。音声合成による講演、お話は、同じALSの人たちに
も希望を与えている。かつて、篠沢さんはフランス文学者でありながら、視聴率が高
かったクイズバラエティー番組「クイズダービー」のレギュラー解答者をされてい
た。珍答迷答ぶりや柔和な人柄で人気が高かった。

 その篠沢さんと、iPS細胞の研究でノーベル医学賞を受賞された、京都大学教授の山
中伸弥さんに接点がある。山中教授は、講演の中で、篠沢さんの闘病中の様子をスラ
イドで示しながら、iPS細胞を使ったALS治療の意義を強調しているという。

 今まで、解決策がなかったALSの患者さんに、希望が見えてきたのだ。もちろん、実
現するまでには、時間がかかり(iPS細胞の実用化には10年程度かかるという)、現在の
状況がすぐに解決するわけではないが、希望の光を感じさせてくれるiPS細胞の研究の
加速を大いに期待したいと思う。

 たまたま筆者は、音声合成技術のビジネス化を進めてきた経験があり、がんにより
声帯をとってしまった方や、ALSの患者さんとお話させていただいたことがあった。最
先端の研究開発が困っている方々に光明を与え、社会に貢献できるよう、今後も置か
れた立場を生かし知恵を働かせてゆきたいと思っている(先日、上場企業の常務を経験
した方より、音声認識のキーマンを紹介したいという話をいただいた・・・)。


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       透過型ディスプレイ、シースルーディスプレイに注目
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未来のディスプレイを考えてゆくと、透過型ディスプレイ、シースルーディスプレイ
などが注目できる。

AR(拡張現実)ディスプレイとして応用発展性がある。ウェアラブルディスプレイで
は、透過型の製品が充実してきている。

スマートフォンでも、台湾Polytron Technologiesが、本体部分が透明ガラスで作られ
たスマートフォンのプロトタイプを発表している。バッテリー・カメラ・メモリカー
ド部分は透明でないものの、そのほかのパーツは向こう側が見えるほどの透明さにな
っている。

未来ディスプレイのイメージとして、エアバス社の、2050 年の実現を想定したコンセ
プト映像モデルは、まるで円盤の中にいるような雰囲気がある。機体上部から側面を
透明にすることができ、フライト中にパノラマを楽しむことができるという。ジェス
チャーインターフェイスによって、透過箇所を操作することができる。

        http://www.aqu.com/flexible-brain.html


→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
   http://www.aqu.com/usr/bin/perl/mail/mail.cgi?id=custom


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         ウェアラブルディスプレイ(HMD)市場、ブレイク間近
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ウェアラブルディスプレイ(HMD)の世界市場は、世界的IT企業のGoogle、A
pple、Microsoft、SONYなどが、着々と製品化へ向けて準備を進めてお
り、市場は、IT競争の最先端商品としても注目している。2015~2017年に
ブレイクする可能性が高い。

最新情報によれば、Google、Apple、Microsoftに加え、SONYも
米国特許を出願していることがわかった。
Google Glassとは違い、SONYのHMDの場合は両目に情報表示をする。レンズは最も快適
なフィット感を得られるようにユーザーが調整できるという。

ウェアラブルディスプレイ(HMD)などの新しいウェアラブル・コンピューティングは、
各装置が入力装置にも出力装置にも状況に応じて変化するという点にある。例えば、
ウェアラブルディスプレイに、スマートフォンのデータを表示したり、ウェアラブル
ディスプレイで見た映像をスマートフォンに記録したりできる。今後アプリケーショ
ンの開発、充実が進み市場拡大の勢いが加速してゆこう。

弊社では、ウェアラブルコンピュータ市場について長年にわたり、ウォッチングして
きているが、今年から来年にかけて、水面下で市場は大きく動くとみている。スマー
トフォン人気の次の市場として、日本企業はこのチャンスを大いに生かしてゆきたい
ところである。

→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
   http://www.aqu.com/usr/bin/perl/mail/mail.cgi?id=custom


【企画推進中】

「ウェアラブルテクノロジー、ウェアラブルコンピューティングに関する市場動向と
市場展望」

「新型ウェアラブルコンピュータの市場展望とアプリ関連市場に関する調査」

「ウェアラブル、ライフログ関連機器における新事業、需要動向に関する調査」

「脳科学およびウェアラブル関連機器における新事業、需要動向に関する調査」

「アンビエントコンピューティングにおける新事業、需要開発に関する調査」



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→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
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   【ビジネスの成功へ向けて、新規事業開発を多角的に支援】
    http://www.aqu.com/shinki-kaihatsu.html



→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com



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        先端ビジネス ! 調査報告書のご案内  ☆。.:*:.:*:・'゜
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◆タイトル
『ソーシャルリーディング、電子書籍ビジネスの新潮流と市場戦略に関する調査
   -電子書籍コマース関連ビジネスの動向と新事業開発戦略-』
 http://www.aqu.com/social-reading/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 234頁

◆タイトル
『ソーシャルテクノロジーが拓く未来戦略  
ソーシャルメディアにおけるビジネス市場開発に関する調査
-新ビジネス戦略と共感マーケティング- 』
  http://www.aqu.com/social-media/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 234頁

◆タイトル
『未来市場を切り拓く!
感動価値製品サービス、並びに脳力開発、関連ビジネス成功戦略』
http://www.aqu.com/kandou-business-success/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 123頁

◆タイトル
『先端テクノロジーによる未来市場創造戦略に関する調査
-自然エネルギー、アンビエント情報環境、脳科学の市場創造戦略-』
http://www.aqu.com/mirai-business-research/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 209頁

◆タイトル
『自然エネルギー、スマートグリッドに関するアンケート調査レポート』
-自然エネルギー関連の製品サービスを考える-
http://www.aqu.com/natural-energy-enquete/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 73頁

◆タイトル
『脳インタフェース応用市場の展望と研究開発ならびに需要動向に関する調査
- BMI/BCIが拓く、新市場の展望と今後のビジネスチャンスの可能性を探る -』 
http://www.aqu.com/bmi-bci-research/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 286頁

◆タイトル
『アンビエント情報環境における製品サービスの市場動向と市場戦略
-アンビエント・システム、アンビエント・デバイス等の開発動向とビジネス戦略-』 
http://www.aqu.com/ambient-research/  (専用ホームページ)
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 285頁


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→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
   http://www.aqu.com/usr/bin/perl/mail/mail.cgi?id=custom

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   【ビジネスの成功へ向けて、新規事業開発を多角的に支援】
    http://www.aqu.com/shinki-kaihatsu.html


→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com



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【 最先端ビジネス、企画と構想への道】 2013/5/10日号
発行編集人 AQU先端テクノロジー総研 Katsumasa Koyasu
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