戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       【 最先端ビジネス、企画と構想への道】   2013/04/15日号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ ■ 大胆な発想、異次元発想による成功への道
□ ■ 3Dのその先、五感を刺激する、4D映画館
□ ■ 透過型ディスプレイ、シースルーディスプレイに注目
□ ■ ウェアラブルディスプレイ(HMD)市場、ブレイク間近

━━━━━━━━━━━━━……‥・・・ ・ ・ ・ ・・‥…━━━━━━━━━━
         大胆な発想、異次元発想による成功への道
━━━━━━━━━━━━━……‥・・・ ・ ・ ・ ・・‥…━━━━━━━━━━


 日銀による大胆な異次元緩和は、円高の修正、株高を呼び込んでいる。

 2012年12月に誕生した安倍晋三内閣の経済政策は、アベノミクス(エコノミクスとか
け合わせた造語)といわれ、「金融緩和」「財政出動」「成長戦略」、すなわち、大胆
な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三つからなり、この
三つを毛利元就の三兄弟の結束にまつわる「三本の矢」の逸話にちなんで「3本の矢」
と表現している。長期のデフレを脱却し、名目経済成長率3%を目指す。日銀による、
大胆な異次元緩和はこの流れにある。

 「財政出動」の対策規模は総額20兆円、公共事業が主体。「金融緩和」はインフレ
ターゲット(物価上昇率の目標)を2%に設定。「成長戦略」は研究開発・イノベーショ
ン創出促進、省エネルギー・再生可能エネルギー投資の促進、新ビジネスへのチャレ
ンジなど、となっている。

 ビジョンを明確にして突き進む姿勢は、何はともあれ評価されるのではないだろうか。

 昨年11月の衆院解散以来、米国ドル / 円は、80円近辺から、100円近辺に。日経平
均株価は、9000円近辺から、13500円近辺(4月12日現在)になっている。この間、ジェ
ットコースターのような上下変動もあったが、結果的には、専門家も驚くほどの円
安、株高となっている。加えて、内閣支持率は70%を維持している点が注目される。

 さて、安倍氏の復活に注目したい。

 そもそも安倍氏は、かつて首相にあったとき、大腸の病気により、政権を投げ出し
てしまい、当時としては不評を買ってしまった。しかしながら、体調を整え、見事に
復活したことはその精神力を高く評価したいところである。(→失敗からの復活、成功
を目指す人には勇気、元気を与えてくれることにつながる)。経済、ビジネスの具体的
な側面では、賛同できる点が少なくない。TPP参加(守るべきものは守る、という姿勢
が前提だが)、製造業の復活、イノベーション基盤の強化、法人税の引き下げ、メタン
ハイドレートやレアアース泥などの海洋資源の開発といった点である。

 ここにおいて、大胆な発想、異次元発想について、開発、事業戦略の観点から考え
てみたい。

 弊社の場合、調査の仕事をしている中で、顧客企業の事業開発を支援することがあ
る。すでに、時効、発展的解消となっている案件なので、少しふれてみたいと思う。
当時、音声合成の新技術について新事業を模索していた企業をサポートしたことがあ
る。なかなか適切な用途、パートナーが見えず困っていた。そこで、筆者は心を鎮
め、提案書に工夫をこらすなどの努力をした。その結果、パートナーが見つかり、か
つまた、話の流れでパイロットプロジェクトとして共同推進することになったのであ
る。筆者がプロジェクトチームの情報ネットワークを構築。製品のネーミングなどは
侃々諤々 ( かんかんがくがく )の論争となりながらも、今後の戦略などをねってき
た。ハードルはあったものの、3本の矢は見事に成功した。声帯を失った、ある大学
教授の音声合成活用について、弊社にNHKから直接問い合わせがくるなど、一気にブレ
イクしたのである(その大学教授の話題はヒューマンな話題として、また、IT的にも注
目され、新聞各紙にも大きく取り上げられた)。このヒューマンな話題は、関係する障
がい者の支援、生きがいにもつながることとなったのである。

 かつて、ノーベル化学賞(2000年度)を受賞した白川英樹博士の発見は、触媒の量を
間違えたときの結果が、大発見につながった。触媒とは何か? 「触媒」(catalyst)
とは、それ自身は変化しないまま、接触する周りの物質の化学反応を促進あるいは抑
制する物質である。一般的に、会社や、スポーツチームなどの組織において、普通の
人間で、取り立てて目立つ能力はないように見えながら、その人物がいると、なんだ
か不思議と全体が盛り上がってしまう(俗的にいえば、宴会担当に似ている? )。組織
全体が活性化する。しかし、その人がいなくなると、全体のパワーがしぼんでしま
う、というようなことがある。提携や買収のときなどは、それぞれの持ち味が生きて
相乗効果を発揮することが期待される。ノーベル賞のような大発見につながる触媒と
もいうべき立場を認識することにより、そして大胆な発想、異次元発想、具体的なア
クションをとってゆけば(かつまた天が味方すれば)、道は拓かれ、大きな成功につな
がってゆくことだろう・・・。



━━━━━━━━━━━━━……‥・・・ ・ ・ ・ ・・‥…━━━━━━━━━━
         3Dのその先、五感を刺激する、4D映画館
━━━━━━━━━━━━━……‥・・・ ・ ・ ・ ・・‥…━━━━━━━━━━

映画を愛好するものにとって、五感を刺激する4D映画館の登場は、未来感覚あふれ
るエンタテイメントだ。

3D映画の先を行く4D、体感型設備を持つ映画館というのは、映画の場面に合わせ
て、五感を強く刺激するもの。具体的には、4席1セットで前後左右、上下に動いた
り、振動したりする。また、座席の前にあるバー、天井や壁などから、風や水、香
り、光、霧、シャボン玉などが出てくる、というもの。

この新型映画館は、愛知県を中心にシネマ・コンプレックスを展開するコロナという
会社が取り組んでいるもので、名古屋市にあるシネコン「中川コロナシネマワール
ド」のスクリーンの一つを4D劇場とした。SFアクション映画「アイアンマン3」
の上映を皮切りに全国展開していくという。初年度は年間12タイトルを4Dで上映
する。入場料は大人3100円。
        http://www.4dx.korona.co.jp/

過激なアクションを体験したい人、また恋の香り、危険な香りなどを体験したい人は
いいかも。(^^)

弊社では思い出体感システムを提案していたが、これと関連して考えていくと、いろ
いろヒントになりそうだ。


━━━━━━━━━━━━━……‥・・・ ・ ・ ・ ・・‥…━━━━━━━━━━
       透過型ディスプレイ、シースルーディスプレイに注目
━━━━━━━━━━━━━……‥・・・ ・ ・ ・ ・・‥…━━━━━━━━━━

未来のディスプレイを考えてゆくと、透過型ディスプレイ、シースルーディスプレイ
などが注目できる。

AR(拡張現実)ディスプレイとして応用発展性がある。ウェアラブルディスプレイで
は、透過型の製品が充実してきている。

スマートフォンでも、台湾Polytron Technologiesが、本体部分が透明ガラスで作られ
たスマートフォンのプロトタイプを発表している。バッテリー・カメラ・メモリカー
ド部分は透明でないものの、そのほかのパーツは向こう側が見えるほどの透明さにな
っている。

未来ディスプレイのイメージとして、エアバス社の、2050 年の実現を想定したコンセ
プト映像モデルは、まるで円盤の中にいるような雰囲気がある。機体上部から側面を
透明にすることができ、フライト中にパノラマを楽しむことができるという。ジェス
チャーインターフェイスによって、透過箇所を操作することができる。

        http://www.aqu.com/flexible-brain.html



→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
   http://www.aqu.com/usr/bin/perl/mail/mail.cgi?id=custom


━━━━━━━━━━━━━……‥・・・ ・ ・ ・ ・・‥…━━━━━━━━━━
         ウェアラブルディスプレイ(HMD)市場、ブレイク間近
━━━━━━━━━━━━━……‥・・・ ・ ・ ・ ・・‥…━━━━━━━━━━

ウェアラブルディスプレイ(HMD)の世界市場は、世界的IT企業のGoogle、A
pple、Microsoft、SONYなどが、着々と製品化へ向けて準備を進めてお
り、市場は、IT競争の最先端商品としても注目している。2015~2017年に
ブレイクする可能性が高い。

最新情報によれば、Google、Apple、Microsoftに加え、SONYも
米国特許を出願していることがわかった。
Google Glassとは違い、SONYのHMDの場合は両目に情報表示をする。レンズは最も快適
なフィット感を得られるようにユーザーが調整できるという。

ウェアラブルディスプレイ(HMD)などの新しいウェアラブル・コンピューティングは、
各装置が入力装置にも出力装置にも状況に応じて変化するという点にある。例えば、
ウェアラブルディスプレイに、スマートフォンのデータを表示したり、ウェアラブル
ディスプレイで見た映像をスマートフォンに記録したりできる。今後アプリケーショ
ンの開発、充実が進み市場拡大の勢いが加速してゆこう。

弊社では、ウェアラブルコンピュータ市場について長年にわたり、ウォッチングして
きているが、今年から来年にかけて、水面下で市場は大きく動くとみている。スマー
トフォン人気の次の市場として、日本企業はこのチャンスを大いに生かしてゆきたい
ところである。


→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
   http://www.aqu.com/usr/bin/perl/mail/mail.cgi?id=custom



【企画推進中】

「ウェアラブルテクノロジー、ウェアラブルコンピューティングに関する市場動向と
市場展望」

「新型ウェアラブルコンピュータの市場展望とアプリ関連市場に関する調査」

「ウェアラブル、ライフログ関連機器における新事業、需要動向に関する調査」

「脳科学およびウェアラブル関連機器における新事業、需要動向に関する調査」

「アンビエントコンピューティングにおける新事業、需要開発に関する調査」


・。・☆・。・★・。・☆・。・★・。・☆・。・★・。・☆・。・★・。


→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
   http://www.aqu.com/usr/bin/perl/mail/mail.cgi?id=custom


    。・°°・☆・°°・。☆。・°°・☆・°°・。☆。・°°・☆・°°・。


   【ビジネスの成功へ向けて、新規事業開発を多角的に支援】
    http://www.aqu.com/shinki-kaihatsu.html


→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com


━━━━━━━━━━━……‥・・・ ・ ・ ・ ・・‥…━━━━━━━━━
        先端ビジネス ! 調査報告書のご案内  ☆。.:*:.:*:・'゜
━━━━━━━━━━━……‥・・・ ・ ・ ・ ・・‥…━━━━━━━━━

◆タイトル
『ソーシャルリーディング、電子書籍ビジネスの新潮流と市場戦略に関する調査
   -電子書籍コマース関連ビジネスの動向と新事業開発戦略-』
 http://www.aqu.com/social-reading/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 234頁

◆タイトル
『ソーシャルテクノロジーが拓く未来戦略  
ソーシャルメディアにおけるビジネス市場開発に関する調査
-新ビジネス戦略と共感マーケティング- 』
  http://www.aqu.com/social-media/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 234頁

◆タイトル
『未来市場を切り拓く!
感動価値製品サービス、並びに脳力開発、関連ビジネス成功戦略』
http://www.aqu.com/kandou-business-success/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 123頁

◆タイトル
『先端テクノロジーによる未来市場創造戦略に関する調査
-自然エネルギー、アンビエント情報環境、脳科学の市場創造戦略-』
http://www.aqu.com/mirai-business-research/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 209頁

◆タイトル
『自然エネルギー、スマートグリッドに関するアンケート調査レポート』
-自然エネルギー関連の製品サービスを考える-
http://www.aqu.com/natural-energy-enquete/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 73頁

◆タイトル
『脳インタフェース応用市場の展望と研究開発ならびに需要動向に関する調査
- BMI/BCIが拓く、新市場の展望と今後のビジネスチャンスの可能性を探る -』 
http://www.aqu.com/bmi-bci-research/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 286頁

◆タイトル
『アンビエント情報環境における製品サービスの市場動向と市場戦略
-アンビエント・システム、アンビエント・デバイス等の開発動向とビジネス戦略-』 
http://www.aqu.com/ambient-research/  (専用ホームページ)
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 285頁


・。・☆・。・★・。・☆・。・★・。・☆・。・★・。・☆・。・★・。

→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
   http://www.aqu.com/usr/bin/perl/mail/mail.cgi?id=custom

    。・°°・☆・°°・。☆。・°°・☆・°°・。☆。・°°・☆・°°・。

   【ビジネスの成功へ向けて、新規事業開発を多角的に支援】
    http://www.aqu.com/shinki-kaihatsu.html

→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com


□□■■□□■■□□■■□■□■□■□■□■□■□■■□□■■□□■■□□
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
====================================================================
※ 【 超シャープな最先端感動ビジネス、秘密の話 】と連携中!
○電子メールマガジン
【 最先端ビジネス、企画と構想への道】 2013/4/15日号
発行編集人 AQU先端テクノロジー総研 Katsumasa Koyasu
◇【最先端ビジネス、企画と構想への道】
Home Pages: http://www.aqu.com/infinite21/
 「最先端ビジネス、企画と構想への道」 バックナンバー
  http://archive.mag2.com/0000141427/index.html
◇ ご意見・ご要望・お問合わせは E-Mail:info@aqu.com
◇メールマガジンの登録(解除)
http://archive.mag2.com/0000141427/index.html
【Copyright (C) 2009-2013 AQU先端テクノロジー総研  All Rights Reserved.】
 転送の場合、全文を転送下さい。
==========================【最先端ビジネス、企画と構想への道】============
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
□□■■□□■■□□■■□■□■□■□■□■□■□■■□□■■□□■■□□