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【 最先端ビジネス、企画と構想への道】 2012/12/26日号
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□ ■ 最先端、革新的魅力ある商品づくり、研究開発への期待
□ ■ 音声合成ソフトサービスの市場概要と分析
□ ■ エストリビュートビジネスの展望
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最先端、革新的魅力ある商品づくり、研究開発への期待
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小惑星探査を目的に開発された探査機「はやぶさ」は、60億キロ7年に及ぶ宇宙の旅を
終え、2010年6月13日に地球へ帰還した。・・・このニュースを思い出すと、今なお、
感動がよみがえってくる。
日本人の底力、技術者たちの知恵、執念の素晴らしさを感じる。通信途絶で行方不
明、燃料漏れ、エンジン故障など、絶体絶命となった時、地球の管制室にいた日本人
技術者達の「知恵」と「執念」が、いつも逆境を跳ね返したという。
さて、宇宙から地上に転じて、スケールは異なるものの、企業のモノづくりの現場で
も、研究者たちの奮闘が続いている。とくに、ここ数年の出来事(ユーロ危機、東日
本大震災、原発事故等)も大きく影響し、消費低迷、設備投資もなかなか盛り上がら
ない、といった景況感を感じさせる中、革新的画期的な製品をつくり、それをヒット
させることはなかなか厳しいものがあるといえる。
ただ、ここで大局的に考えてみると、地球世界は新時代を迎えている、と考えられる。
たとえば、2012年という終末論が一部で騒がれていたものの、その真意は、地球
世界が新しい時代を迎えようとしており、社会的価値観の変化、より未来感覚あふれ
る時代に突入した、ということであろう。また民主党政権から自民党政権への回帰を
国民が選択したことも、何か新たなビジネスの風が吹こうとしている、と感じさせる
ものがある。
ここで、2013年へ向けて、大胆な発想で、未来を切り拓こうとている事例をいく
つか、紹介してみたい。
ロボット関連のベンチャーとして知られる、株式会社ゼットエムピー(2004年よりロ
ボット開発と量産化を実現し、これまで4,200台を超える販売実績がある)は、クルマ
とITを融合させ、ロボットカーを目指している。開発のテーマは三つで、
・クルマの車内ネットワーク情報と画像認識等のセンシングデータをクラウドにUPし
て、新しいサービスをうみだす
・これまで記録できなかったヒヤリハットなど事故の原因となるデータを取得、検索
できるようにする
・クルマの全く新しい楽しさ、便利さを生み出す
としている。また、今後5年がかりで取り組みたいとしているのは、バイオで、iPS細
胞の開発や製造を飛躍的にサポートするロボット技術やサービスを生み出すことという。
時代の最先端にチャレンジしている姿勢は、大いに注目される。
いっぽう、電機大手のパナソニック、ソニー、シャープ等が厳しい経営環境にある
中、各社とも、巻き返し策を錬っている。
4年連続の最終赤字に沈むソニーではあるが、7月に、新規事業の創出に向けて、1
00人規模の研究開発チームを立ち上げた。組織は、電機、機械、化学、材料、医学
など、各分野の技術者を中心に構成。自由な発想で「世界中のユーザーをアッと言わ
せる革新的で魅力ある商品」に結びつけることで、再生を目指す、という。(某大手
企業の事業開発セクションでも、各分野の技術者を集めていていた。このときは、脳
科学関連ビジネス等において、筆者はプレゼンテーションの機会を持ったことがある)
ソニーに限らず、各社の研究開発、事業開発の方々には、社会的ミッションを感じな
がら、ぜひ、未来感覚の、時代を先どる発想、ユニークなアイデア、感動を呼び起こ
す商品づくりを実現させてもらいたいところだ。
地球世界は新しい時代を迎えようとしている!
2013年は、危機突破の研究開発、事業開発が大きく前進、飛躍する年になるだろう!
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音声合成ソフトサービスの市場概要と分析
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【概要】
・ 音声合成を電子書籍に連動させることで、利用者の満足度を高めることができる。
・ 音声合成技術の高度化を背景に、産業分野、家電分野、ウェブ上など、さまざま
な用途で利用が進んでいる。
・ 音声読み上げ機能をうまくPRすることで、電子書籍の普及、売り上げ向上につ
ながると考えられる。
・ 一般的には以下の用途が挙げられている。
【主な用途】
(1)映像へのナレーション付け
商品広告や、企業紹介ビデオ、動画マニュアルへの音付け(映像業界、一般企業)
(2)機器への組み込み音声
家電やATM、産業機器などに組み込む、ガイダンス音声の制作
(3)テレフォニーサービス
コールセンターや電話自動応答システムなどで利用する案内音声の製作(一般企業、
サービス業)
(4)アナウンス放送
公共施設やオフィスのアナウンス、店頭での商品広告(一般企業、公共、小売業)
(5)電子コンテンツの作成
eラーニングや、電子書籍などの製作(教育機関、出版業、サービス業)
※その他としてゲーム、おもちゃなどのエンターテイメント分野、自治体の防災放送
など (参考、日立製作所)
【市場の魅力度】
・ 音声合成の世界を広げたものとして、初音ミクが挙げられる。バーチャル・シン
ガー『初音ミク』は、ネット上で多くのファンがいる。これは、ヤマハの開発した音
声合成システム「VOCALOID2」を採用したボーカル音源の1つで、メロディと歌詞を入
力することで合成音声によるボーカルパートやバックコーラスを作成することができ
る。(初音 ミク(はつね ミク、HATSUNE MIKU)は、クリプトン・フューチャー・メ
ディアから発売されている音声合成・デスクトップミュージック(DTM)ソフトウェア
の製品名、およびキャラクターとしての名称。)
・ このように音声合成は、初音ミクをはじめ多方面に広がっている。
・ 日本電子出版協会(TTS推進協議会事務局、岡山氏)は、TTS(Text
to Speach=音声合成)による読み上げの活用で実現する読書のアクセシビ
リティー(バリアフリー)実現を目指しているが、同協会では、電子出版のビジネス
展開をにらみつつ、視覚障害者や学習障害者など読字障害者を含む誰でも読書ができ
る環境整備に取り組んでいる。
・ 視覚障害者と読字障害者をあわせると800万人、色弱者300万人を加えると
1100万人で、ビジネス的にも大きな市場とみている。
・ 音声合成ソフトの活用は、青空文庫のような過去の文献だけでなく、新刊書を電
子書籍で読みたいというユーザーニーズが強く、とりわけ、今後はEPUB読み上げ
で音声合成を活用する流れが強まるのではないだろうか。
【注目されるポイント】
・ 音声合成は電子書籍の世界に浸透しはじめている。
・ 音声読み上げ機能付き青空文庫ビューワーアプリ「金沢文庫」はiPhoneア
プリ開発を手掛けるCRESTRA(富岡洋・代表取締役)が開発、アップルのAp
pStoreでダウンロード販売されている。これは、1万冊を超えるパブリックド
メイン(著作権フリー)の書籍を無料で自由にダウンロードして閲覧できるネット図
書館「青空文庫」から読みたい本をiPhoneやiPadにダウンロードして音声
合成エンジンAITalk(エーアイトーク)で読み上げさせる、というもの。
・ ePub 電子書籍 に ナレーション"の "audio" を埋め込む試みもなされている。
【有力企業の動向】
・ 音声合成ソフト技術の企業としては、エーアイ、日立製作所(日立ビジネスソリ
ューション)、HOYA、東芝などがある。
・ 電子かたりべプレーヤーは、音声合成を使っていおり、利用者が多いが、読み上
げエンジンに、HOYAの「VoiceText」が使用されている。
・ 日立製作所では、音声合成システム「ボイスソムリエ」に取り組んでいる。以下
の図は少しデータは古いものの参考になる。
・ ボイスソムリエ ネオの販売実績(日立ビジネスソリューション)としては、長崎
自動車(音声ファイル作成に伴うコスト削減)、学習院女子大学 図書館(音声合成の
導入で情報リテラシー教育用教材を充実)などがある。
・ 東芝は、音声合成機能を電子書籍リーダーに搭載した製品を出している。また音
声合成技術(ToSpeak)を利用して、好きな文章を入力するだけで、いろいろなキャラ
クターの合成音声を生成することができるサイトを用意している。
【コメント】
・ 新しい電子書籍は、視力に弱い高齢者にとっても、好都合と言われているが、実
は、音声合成ソフトの活用という意味では、視覚障害者をはじめとして、学習障害者
など読字障害者にとっても、期待できるものである。
・ 視覚障害者と読字障害者をあわせると800万人、色弱者300万人を加えると
1100万人。この市場はビジネス的には大きな市場である。
(参考)
『ソーシャルリーディング、電子書籍ビジネスの新潮流と市場戦略に関する調査
-電子書籍コマース関連ビジネスの動向と新事業開発戦略-』
http://www.aqu.com/social-reading/
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エストリビュートビジネスの展望
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【概要】
・エストリビュートビジネスとは、Synthetic Estributorというもので、総合エスト
リビュートビジネスともいうことができる。
・出版代理のビジネスともいえる。
・様々なサービスと組み合わせることで、既存顧客に「より上位のもの」を購入して
もらったり(アップセル)、既存顧客に「別な商品」も購入してもらうこと(クロスセル)が可能になる。
【エストリビュートビジネスのサービスのイメージ】
■編集
■企画、章立て
■電子出版コンサルティング
■配信支援
■販促支援
■広告、広告代理
■商品開発支援
【市場の魅力度】
・米国では、このエストリビュートビジネスがにわかに脚光を浴びてきている。
・日本国内でも、今後の方向性として、Amazon のKindle やApple のiBook store の
日本進出により、電子書籍市場が拡大、エストリビュートの需要が拡大してゆくとみ
られる。
【注目されるポイント】
・異業態からの参入が容易である。たとえば、ホームページの制作を行っていれば、
比較的容易に、電子出版業をサービスに付加することができる。ただし、コスト競争
等、市場の変化が激しいため、ビジネスに取り組む際は最新情報を常にウォッチして
ゆく姿勢が大切である。
・また、自ら電子書籍を発刊したり、電子出版ビジネスの経験を培うことで、自らが
エストリビュートビジネスを手がけることができると考えられる。
【関係企業等の動向】
・エストリビュートビジネスでは、たとえば、WEBデザイナー、編集者・WEB
ディレクター、WEBコンサルタント、出版社などもestributorとして活躍できる。
・関係企業等としては、e文楽、みらいエージェントなどが挙げられる。
・なかでも、e文楽(細田朋希社長)は、まだ設立されて間もないが、エストリビ
ューター(電子書籍スペシャリスト)の養成講座を開催している。
・また、ポータルサイト、文楽を運営。誰でも電子書籍を購入したり、制作・販売
(または無料提供)、保存ができる。EPUBファイル形式を採用している。
・文楽の手数料は8%で、システム料は1件当たり100円。安価な料金設定だが、
将来的に広告収入を見込んでいるとみられる。
(参考)
http://www.aqu.com/social-reading/
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先端ビジネス ! 調査報告書のご案内 ☆。.:*:.:*:・'゜
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◆タイトル
『ソーシャルリーディング、電子書籍ビジネスの新潮流と市場戦略に関する調査
-電子書籍コマース関連ビジネスの動向と新事業開発戦略-』
http://www.aqu.com/social-reading/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 234頁
◆タイトル
『ソーシャルテクノロジーが拓く未来戦略
ソーシャルメディアにおけるビジネス市場開発に関する調査
-新ビジネス戦略と共感マーケティング- 』
http://www.aqu.com/social-media/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 234頁
◆タイトル
『未来市場を切り拓く!
感動価値製品サービス、並びに脳力開発、関連ビジネス成功戦略』
http://www.aqu.com/kandou-business-success/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 123頁
◆タイトル
『先端テクノロジーによる未来市場創造戦略に関する調査
-自然エネルギー、アンビエント情報環境、脳科学の市場創造戦略-』
http://www.aqu.com/mirai-business-research/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 209頁
◆タイトル
『自然エネルギー、スマートグリッドに関するアンケート調査レポート』
-自然エネルギー関連の製品サービスを考える-
http://www.aqu.com/natural-energy-enquete/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 73頁
◆タイトル
『脳インタフェース応用市場の展望と研究開発ならびに需要動向に関する調査
- BMI/BCIが拓く、新市場の展望と今後のビジネスチャンスの可能性を探る -』
http://www.aqu.com/bmi-bci-research/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 286頁
◆タイトル
『アンビエント情報環境における製品サービスの市場動向と市場戦略
-アンビエント・システム、アンビエント・デバイス等の開発動向とビジネス戦略-』
http://www.aqu.com/ambient-research/ (専用ホームページ)
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 285頁
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→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
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→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
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