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【 最先端ビジネス、企画と構想への道】 2012/09/10日号
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□ ■ 人の創造活動を支援するアンビエント社会
□ ■ 生物に学ぶ研究開発
□ ■ 安全、安心、快適、そして、親切、思いやりの社会の実現へ
□ ■ ソーシャルリーディングで新文化を創造する
□ ■ コーヒータイム、ある研究者の、ある日の詩より♪ ☆。.:*:.:*:・'
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人の創造活動を支援するアンビエント社会
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・ユビキタス時代、ユビキタスネットワークといった、ユビキタスという言葉、すな
わち、「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」が、コンピュータでつなかる、とい
うユビキタスコンピューティングは、現代の情報化社会を支える概念として知られて
きている。
・2004年には政府がユビキタスを冠としたu-japan構想を発表、2010年に世界最先
端のユビキタスネットワーク社会の実現、という構想を掲げた。
・しかし、進化し続けるテクノロジーの発展を背景に、官民ともに、次の情報社会「ユ
ビキタス情報社会のさらに進化した段階」の構想を打ち出す時期に来たといえよ
う。
・それは、「アンビエント社会」である。“アンビエント”とは、周囲を取巻く、環
境の、などを意味する英単語「ambient」から来ている。その意味から、「環境音楽」の意
味に用いることもある。そして人間の周囲、環境のあらゆる場所にコンピュータや
IT 機器が存在し、意識せずにそれらの機器を使える社会を「アンビエント社会」と呼ぶ。
・この用語は、1998 年、米Palo Alto Ventures のEli Zelkha と Brian Epstein が
「2010 年~2020 年ごろの社会」を想定して作成したプレゼンテーション中で使わ
れ、コンシューマエレクトロニクス、テレコミュニケーション、コンピューティング分野
での将来像を「アンビエント社会」と呼び、アンビエント社会を支え、人の存在に敏
感に感応するコンピュータを「アンビエントインテリジェンス」(Ambient
Intelligence、AmI)と呼んだ。最近では、欧州委員会のビジョン、政府の経済報告
書、また大阪大学、東京大学、早稲田大学、日立製作所、KDDI などのビジョン等の中
で「アンビエント」という言葉が使われるようになってきている。
・人間主体のユビキタス社会を、ますます広げるためにも、「アンビエント」にふさわし
いセンサー、IC チップ、通信、コンテンツ、各種サポート機能等のICT
(Information and Communication Technology)関連の開発、構想づくりがのぞまれ
る。人間からコンピュータにアクセスするだけでなく、コンピュータからも人間をタイ
ムリーにサポートするような、アンビエント社会の実現が期待されている。ICT の開
発がさらに進み、人の創造活動を支援する社会、安全・安心、快適、そして環境に
やさしい、より人間的、社会的な情報社会が来ることが期待される。
(参考) http://www.aqu.com/ambient-research/
→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
http://www.aqu.com/usr/bin/perl/mail/mail.cgi?id=custom
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生物に学ぶ研究開発
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・先端的な研究開発においては、生物に学ぶことが多いと思われる。
平成20 年に、ノーベル化学賞を受賞した下村 脩博士は、発光たんぱく質の研究の
ために、19年間にすくったクラゲは85万匹、重量50トンであったという。ま
た、世界に先がけ、高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に成功し、DNA
解明の世界的権威・筑波大学名誉教授の村上和雄博士の場合は、「レニン」の研究の
ためには、牛の脳下垂体、3万5000頭分が必要だったが、食肉センターに頼ん
で、譲ってもらったという。
そしてまた、脳科学総合研究センターのディレクターとして脳コンピュータの研究
をしていた松本 元氏の場合は、電子技術総合研究所で研究をしていたとき、ヤリイカ
は神経細胞が大きく観察しやすい特色があったため、ヤリイカに情熱を傾け、地下に
は、ヤリイカの水槽がいくつもあったといわれるほど、その没頭する姿はすさまじか
ったという。
以上の例は、生物に学ぶ研究開発という意味で、象徴的な例として掲げたものであ
るが、このように、世界的研究の最前線では、実に多くの生物がその研究のために貢
献している状況がうかがえる。
さて、未来社会のアンビエントコンピューティング、アンビエントネットワークの
世界では、センサーネットワークなどの技術が重要な要素となっているが、ここで
も、生物に学ぶ視点が大切となっている。
たとえば、生物に学ぶネットワーク制御という観点では、生物に学ぶネットワーク
制御を新しく発展しつつあるネットワークに適用、個別要素技術の確立をはかる研究
などがあり(大阪大学など)、生物システムのロバスト性、適応性、自律性や自己組
織化手法に学びつつ、従来のネットワーク研究の延長ではない新たなネットワーク制
御を実現する研究などが進められている。
アンビエント情報環境におけるテクノロジーの研究は、下記のように、生物に学ぶ
研究を含めながら、最先端のナノ、バイオ、生命科学などの研究が融合している。今
後の研究においては、人間と情報機器・システムとのインタラクション技術、感性工
学に基づく情報を解析処理するバックオフィス側の技術などの有機的連携が求められ
てくるとともに、人や環境、地球に優しい、思いやりのある価値観をベースとしたア
プリケーション開発が大
切となってくると考えられる。
(参考) http://www.aqu.com/ambient-research/
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安全、安心、快適、そして、親切、思いやりの社会の実現へ
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【アンビエント・ビジネス構想】
安全、安心、快適、そして、親切、思いやりの社会の実現へ
・アンビエント情報社会、アンビエント社会では、IT、コンピュータを意識しない
サービスが実現される。さまざまな情報システムがシームレスに連携し、利用
者のニーズに応える形となる。
・また、アンビエント情報社会(アンビエント社会)は人間の生活の質(QOL)を
向上させる社会である、ととらえることができる。
・環境の中に溶け込んだコンピュータ、センサーなどが人間や環境を認知し、
人間に働きかけ、サービスする、情報のサービス価値化が行われる社会であ
る。
・今後は、利用者の安全、安心、快適な環境を創出するアプリケーションの開
発が重要であり、同時に、人間とIT とのインタラクション技術、情報を処理す
るバックオフィス側の技術などをいかに、有機的に連携させられるかが課題と
なる。
・ こうした課題がクリアできれば、安全、安心、快適なサービス価値を生み出す
ことになる。そして、利用者のサービス価値に対する満足感、充足感が、や
がては、親切、思いやりのある社会の実現につながってゆくのでは、と考えら
れる。
・ところで、アンケート調査では、未来社会におけるサービス価値のキーワード
で、安全、安心、快適などが上位に選ばれたが、環境との調和、思いやり、
共生といった言葉も上位となった。
・ここから考えられることは、これからの新しい時代のICT のサービス開発の最
前線では、センサーネットワークなどのアンビエント(ambient)関係技術の開
発も重要だが、同時に、人や環境、地球に優しい、思いやりのある価値観を
ベースとしたアプリケーション開発が大切といえそうである。
(参考) http://www.aqu.com/ambient-research/
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ソーシャルリーディングで新文化を創造する
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【未来からの視点で大胆なビジネスモデルを構築へ】
・米国では電子書籍ビジネスに活気を与える、作家、ベンチャーなどが直接ネット上
で株式公開できるクラウドファンディング法が米国で発効した。これは、市場の促進
要因として大きな意味を持ち、米国だけでなく、世界と日本にもしだいに、波及して
くると考えられる。
・今後のビジネスモデルとしては、未来志向の大胆な発想によるビジネスモデルの構
築が重要である。
・すでに、米ベンチャー企業では、紙の出版と電子書籍の両方をサポートするルルの
ような企業があるが、最近では、月額10ドルで有名誌32誌が読み放題のサービスを行
う電子雑誌ベンチャーNext Issue Mediaなどが注目されている。
・同社では、Android OS 3.0以降のタブレット機向けに、電子雑誌ビューワーアプリ
が提供され、月額10ドル、15ドルで「Times」「The New Yorker」「Fortune」
「Sports Illustrated」など有名誌32誌が読み放題という。
・今後、ビジネスモデルで注目したいのは、ソーシャルリディングのコマースへの活
用である。ソーシャルコマース、電子書籍コマースといえるが、Kobo社を買収し
たEC事業を進めている楽天にっては、ネット広告、アフィリエイト広告等を活用し
ながら、電子書籍ユーザーを物販やコンテンツサービスの販売に繋げることができ
る、と見ている。この観点は、ソーシャルリーディングの未来を考えてゆく上でも大
切な視点である。
・いっぽう、視覚障害者をはじめとして、福祉的にも意義のある、音声合成サービス
のビジネスも動きはじめている。EPUBに音声合成を取り込んだコンテンツサービ
スが登場しており、未来へ向けて適切なビジネスモデルが確立されてゆくことが期待
される。
【ソーシャルリーディングで新文化を創造する】
・ソーシャルリーディングが電子書籍をリッチにする、という言葉にみられるよう
に、新しい読書のコミュニケーションのあり方が、今後の未来文化に影響するととも
に、新文化を創造するといっても過言ではない。
・ソーシャルメディアへ感想文などを投稿して、読書体験をほかの人と共有する
「ソーシャルリーディング」は、まだ言葉としての認知度は高くはないが、確実にひ
ろがっている。
・米国ではブッククラブというものが広く普及しており、その進め方についてノウハ
ウが体系化されている。またGreat Booksでは、書籍から学ぶためのメソッドが用意さ
れている。こうした読書の文化が、ソーシャルリーディングで大きく変化しようとし
ており、ソーシャルリーディングのコミュニティが全世界でひろがっている。
・ソーシャルリーディングで、今後注目できるのは、ソーシャルリーディングが、読
書の感想といった新しいコンテンツを生み出す点、また、ソーシャルリーディングに
よる口コミが、書籍をはじめ商品サービスの販売にも影響を与えてゆく、という点で
ある。
・たとえば米Goodreads では、本に関わるあらゆる人たち、読者、著者、出版社、書
評ブロガー、司書などがネットワークに参加しているが、新刊のキャンペーンを行っ
て抽選でブロガーに本の感想を書いてもらったところ、その本が大ヒットになったと
いう。
・ソーシャルリーディングの世界が、文化としてもビジネスとして可能性が大きい、
といえるだろう。
(参考) http://www.aqu.com/social-reading/
→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
http://www.aqu.com/usr/bin/perl/mail/mail.cgi?id=custom
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コーヒータイム、ある研究者の、ある日の詩より♪☆。.:*:.:*:・'゜
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障がい者の君へ
こんなにも厳しい母子の愛を見たことはない
およそ、数十メートルを歩くのに、一回はころんでしまう子を
近くで見ながら、ころんだ子を、「あぶない、なにやってんだ」、としかりながら、
リハビリさせようとする、その母の姿は、
私に厳しくも、峻厳な愛を感じさせる
私はときおり、老人、子供、障がい者、あかちゃん、ファミリー、時には、わんちゃんに
挨拶をするという、あるボランティア活動をしているが、
障がい者が多い中で、その母子の姿は
私の心に強烈な何かをあたえた
君はなぜ、そのようになったのか?
きっと深い訳があるのだろう
聞くところによると、
君の兄は、話ができないある種の植物人間という
私には想像しがたい世界だ
私は何もできないが、
てきれば、君はその兄の分も、たくましく、生きてくれないか?
ころがりながらも、すぐに、立ち上がって歩こうとする君は
何か、たくましい志があるはずだ
その志があれば、
きっと、道は開かれる!
私は陰ながら、君の未来を応援する
2012.9.9 筆者
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先端ビジネス ! 調査報告書のご案内 ☆。.:*:.:*:・'゜
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◆タイトル
『ソーシャルリーディング、電子書籍ビジネスの新潮流と市場戦略に関する調査
-電子書籍コマース関連ビジネスの動向と新事業開発戦略-』
http://www.aqu.com/social-reading/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 234頁
◆タイトル
『ソーシャルテクノロジーが拓く未来戦略
ソーシャルメディアにおけるビジネス市場開発に関する調査
-新ビジネス戦略と共感マーケティング- 』
http://www.aqu.com/social-media/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 234頁
◆タイトル
『未来市場を切り拓く!
感動価値製品サービス、並びに脳力開発、関連ビジネス成功戦略』
http://www.aqu.com/kandou-business-success/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 123頁
◆タイトル
『先端テクノロジーによる未来市場創造戦略に関する調査
-自然エネルギー、アンビエント情報環境、脳科学の市場創造戦略-』
http://www.aqu.com/mirai-business-research/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 209頁
◆タイトル
『自然エネルギー、スマートグリッドに関するアンケート調査レポート』
-自然エネルギー関連の製品サービスを考える-
http://www.aqu.com/natural-energy-enquete/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 73頁
◆タイトル
『脳インタフェース応用市場の展望と研究開発ならびに需要動向に関する調査
- BMI/BCIが拓く、新市場の展望と今後のビジネスチャンスの可能性を探る -』
http://www.aqu.com/bmi-bci-research/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 286頁
◆タイトル
『アンビエント情報環境における製品サービスの市場動向と市場戦略
-アンビエント・システム、アンビエント・デバイス等の開発動向とビジネス戦略-』
http://www.aqu.com/ambient-research/ (専用ホームページ)
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 285頁
◆タイトル
『新世代ネット端末、新ネットサービスの市場動向と市場戦略に関する調査
- Android搭載機器、新ネットサービスの市場展望と予測、ビジネス戦略 - 』
http://www.aqu.com/new-generation/ (専用ホームページ)
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 228頁
◆タイトル
『新プラットフォームにおけるビジネス市場展望と今後のモバイル戦略
-スマートフォン関連の市場動向とビジネス新潮流、ビジネスチャンス-』
http://www.aqu.com/new-platform/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 224頁
◆タイトル
「あるべき未来からの発想、『先端ビジネス市場の未来戦略』
-感動価値創造製品の構想と市場展望-」
http://www.aqu.com/mirai-business-strategy/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 138頁
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→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
http://www.aqu.com/usr/bin/perl/mail/mail.cgi?id=custom
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【ビジネスの成功へ向けて、新規事業開発を多角的に支援】
http://www.aqu.com/shinki-kaihatsu.html
→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
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※ 【 超シャープな最先端感動ビジネス、秘密の話 】と連携中!
○電子メールマガジン
【 最先端ビジネス、企画と構想への道】 2012/9/10日号
発行編集人 AQU先端テクノロジー総研 Katsumasa Koyasu
◇【最先端ビジネス、企画と構想への道】
Home Pages: http://www.aqu.com/infinite21/
「最先端ビジネス、企画と構想への道」 バックナンバー
http://archive.mag2.com/0000141427/index.html
◇ ご意見・ご要望・お問合わせは E-Mail:info@aqu.com
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