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       【 最先端ビジネス、企画と構想への道】   2012/02/01日号
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【INDEX】

□ ■ Facebook、いよいよ上場へ
□ ■ インドで、世界最安タブレットに注文殺到、2週間で140万台、メーカー増産へ
□ ■ 2012年、社会環境変化の留意点とビジネス着眼
□ ■ ときに動物は人の心を癒し、気づきを与えてくれる (コラム)

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          Facebook、いよいよ上場へ
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ソーシャルメディアとして注目されるFacebookがいよいよ、上場する運びとなってきた。

FacebookのCEO、Mark Zuckerberg氏は、これまでIPOが企業文化に悪影響を与えるとの
理由で、上場に乗り気ではなかったとされていたが、上場することに前向きになって
いる、という。

上場申請は、早ければ2月1日にも、という情報があるが、注目したいのは、その資産
価値である。

上場時の株式時価総額は750億~1000億ドル(約5兆7千億~約7兆7千億円)とみら
れており、アマゾン・ドット・コムなどと並ぶという。またグーグルの半分程度とみ
られている。日本企業との比較ではトヨタ自動車には及ばないものの、NTTドコモ
並みの規模という。なぜ、それほどの価値があるのか?それは、ソーシャルメディア
におけるコミュニケーションが多大な広告価値を有する、ということだと考えられる。

実際のところ、Facebookの売り上げは、2009年、740(百万ドル)、
2010年には前年の2.5倍の1,860(百万ドル)となっており、2011年
には、4,050(百万ドル)規模と推計されている。

このように売上が2倍以上で推移という極めて高い成長性をもっているのだ。また、
その会員数は世界的規模で、世界で8億人以上が利用しており、国として考えれば、
中国、インドに次いで第三位ということになり、スケールの大きさが伺える。

ビジネスモデルとしては、広告売上を主体としている(課金収入は少ないものの、ウ
ェイトをやや高めつつある)。会員数の規模を考えると、今後も高い売上成長
が見込まれる。タイムライン、オープングラフなどのウェブテクノロジーの今後の展
開も注目される。

なお、IPOに際しては、100億ドルを調達するとみられ、インターネット関連企
業としては、グーグルの調達額を超えて、過去最大と予想されている。

※米国をはじめ、世界のソーシャルメディアの変遷は激しいものがあり、市場拡大と
ともに、企業間の力関係も大きく変化すると考えられる。現時点での分析では、コン
シューマ分野に力のあるグローバル企業として、アップル、アマゾン、フェイスブッ
ク、グーグルなどが上げられる。ただ、ソーシャルメディアにおけるSNSの展開と
しては、フェイスブックが大きくリード、今後の世界の趨勢を考えると、ソーシャル
メディアはフェイスブック主導の展開になる可能性がある。ただし、Googleの
新サービスの登場により、市場はよい意味で拡がり、活気があふれてきた。


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インドで、世界最安タブレットに注文殺到、2週間で140万台、メーカー増産へ
          
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タブレット端末(多機能携帯端末)ブームが世界的に広がりつつある。

現在、中国についで世界第2位の人口を持つインドだが、将来的には、人口で中国を
超えて世界第一位が確実視されている。このインドのITビジネスの最前線をとらえ
ておくことは、将来的なビジネスを考えてゆく上で参考になる点が多いと考えられる。

端末機器の低価格化が進んでいるが、インドで発売された世界最安のタブレット端末
(多機能携帯端末)「アーカッシュ(Aakash)」の受注台数は、ネット受注開始2週間
で140万台を突破した、という。アーカッシュは、OSにアンドロイド(Android)2.2を
搭載、7インチ・タッチスクリーン、2GB外部記憶装置、USBポート2つを持つ。Wi-Fiイ
ンターネット機能、マルチメディアプレーヤー内蔵で、バッテリー駆動時間3時間、価
格は1台2500インドルピー(約3600円)という。ちなみに、インドではアップルの
iPadは底値でも600ドル(約4万6000円)で、アーカッシュの価格の安さが際立ってい
るが、教育関係での需要も大きいとみられる。

端末製造はインド政府の依頼で、英通信機器会社データウインド(DataWind)が担
当。現在、3月発売の同機のハイスペック機種「Ubislate 7」の予約も受付中で、需要
増に対応、年内に製造工場を3か所新設、4月をめどに、1工場当たり月間7万5千台を生
産するとしている。中国経済にバブルの崩壊の兆候がみられる中、IT関連をはじ
め、インドビジネスの今後の可能性は大きいものがある、といえるだろう。


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        2012年、社会環境変化の留意点とビジネス着眼
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今年は新年早々、地震があり、また急激なユーロ安など、何かと大変動を予感させる
ものがあるが、こういうときこそ、自らの心に確固とした羅針盤を持ち、的確な判断
をして、ビジネスチャンスをモノにしてゆきたいところである。

Facebook、Twitterをはじめとするソーシャルメディアが拡がっているが、こ
の動きは一過性のものものではなく、未来社会へ向けた大きな潮流として考えた方が
よいと思う。

最近の調査でも、企業の収益状況を調べてゆくと、収益力の高い企業はソーシャルメ
ディアに関わる企業が多いことが分かった。かつて、顧客企業の調査報告会で売上利
益率についてやりとりしたことがあり、6%と4%の違いの目標値を厳しく討論して
いたことがあった。しかしながら、最近の調査で印象深いのは、SNS、ソーシャル
メディア系企業における売上利益率の高さ(DeNA、グリーなどは、50%)であ
る。業種の違い、また企業内での役割分担といった違いはあるものの、現在の企業収
益において、これほど極端な差が出ているのは、実に注目に価するといえる。

先ほど述べた、ソーシャルメディアなどの未来社会へ向けた大きな潮流というもの
を、最近の社会環境変化の中で、あらためて、しっかりとらなおしてゆくことが、今
後のビジネスを考える上で、とても大切だと思う。

考えてみると、昨年の3.11東日本大震災をきっかけに、社会、人々の価値観は大
きく変化した。言うまでなく、原発から自然エネルギーへの流れ、被災地復興の推
進、サプライチェーン(部品供給網)などを意識していかねばならないが、いっぽ
う、ビジネスと直接関係はないものの、頭の隅においておきたいものとしては、「M7
級首都直下地震、4年内70%の確率」、「中国経済バブルの崩壊の予兆または兆候」、
「イランによるホルムズ海峡封鎖の可能性」、「太陽フレア活動のおよぼす磁気的影
響」、、、、などが挙げられる。

こうした状況をふまえて痛感することは、未来からの発想である。かつて『あるべき
未来からの発想』を調査報告書としてまとめているが、未来の視点と、現在の状況の
比較を精査することが、企画推進の大切なきっかけになる。また、そこには、感動が
なくてはならない。ユーザーの満足したシーン、感動シーンをいかに製品開発サービ
スに取り込むことができるが大切なポイントといえるだろう。


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      ★ときに動物は人の心を癒し、気づきを与えてくれる★ (コラム)
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昨年、都内で捨てられていた子猫の赤ちゃんを世話していた方より、子猫を預からせ
ていただき、一定期間、我が家で子猫を飼いました。療養中の家族もずいぶん癒され
ました。私も、子供の気持ちになって子猫と遊んであげたのですが、けっこう噛まれ
まして(^^;)、とても貴重な体験をさせていただいたことを感謝しています。

たまたま友人の薦めで、世界の若者からのメッセージ『私を変えた体験』という本
を、少し読んでみました。

この中で、ボスニア・ヘルツェゴビナのハルン・イセリッチさんが書いた、石から人
間の心へ、を読んで、子猫のことが書いてあり、とても身近に感じ、思いやり、慈
悲、平和な共生の大切さを述べた文章に感銘しました。本には、二匹の子猫の死をき
っかけに、「私はよい人間になって、また自分の周りの世界を暮らしやすいところに
しようと思うようになった。」と書いてありましたが、ときに動物は人の心を癒し、
気づきを与えてくれるのだなぁ、と実感した次第です。

以下の映像は世界的に見ても、人気のようですネ。(^^)

だるまさんが転んにゃ
http://www.youtube.com/watch?v=fzzjgBAaWZw

だるまさんが転んにゃ2
http://www.youtube.com/watch?v=MEmEN8PFsgI


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            先端ビジネス ! 調査報告書のご案内  ☆。.:*:.:*:・'゜
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【特別調査報告書】 

◆タイトル
『ソーシャルテクノロジーが拓く未来戦略  
ソーシャルメディアにおけるビジネス市場開発に関する調査
-新ビジネス戦略と共感マーケティング- 』
http://www.aqu.com/social-media/
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 234頁

◆タイトル
『未来市場を切り拓く!
感動価値製品サービス、並びに脳力開発、関連ビジネス成功戦略』
http://www.aqu.com/kandou-business-success/
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 123頁

◆タイトル
『先端テクノロジーによる未来市場創造戦略に関する調査
-自然エネルギー、アンビエント情報環境、脳科学の市場創造戦略-』
http://www.aqu.com/mirai-business-research/
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 209頁

◆タイトル
『自然エネルギー、スマートグリッドに関するアンケート調査レポート』
-自然エネルギー関連の製品サービスを考える-
http://www.aqu.com/natural-energy-enquete/
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 73頁

◆タイトル
『脳インタフェース応用市場の展望と研究開発ならびに需要動向に関する調査
- BMI/BCIが拓く、新市場の展望と今後のビジネスチャンスの可能性を探る -』 
http://www.aqu.com/bmi-bci-research/
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 286頁

◆タイトル
『アンビエント情報環境における製品サービスの市場動向と市場戦略
-アンビエント・システム、アンビエント・デバイス等の開発動向とビジネス戦略-』 
http://www.aqu.com/ambient-research/  (専用ホームページ)
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 285頁

◆タイトル
『新世代ネット端末、新ネットサービスの市場動向と市場戦略に関する調査 
- Android搭載機器、新ネットサービスの市場展望と予測、ビジネス戦略 - 』 
http://www.aqu.com/new-generation/  (専用ホームページ)
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 228頁

◆タイトル
『新プラットフォームにおけるビジネス市場展望と今後のモバイル戦略
-スマートフォン関連の市場動向とビジネス新潮流、ビジネスチャンス-』 
http://www.aqu.com/new-platform/
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 224頁

◆タイトル
「あるべき未来からの発想、『先端ビジネス市場の未来戦略』 
-感動価値創造製品の構想と市場展望-」
http://www.aqu.com/mirai-business-strategy/
レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 138頁


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→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
   http://www.aqu.com/usr/bin/perl/mail/mail.cgi?id=custom

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   【ビジネスの成功へ向けて、新規事業開発を多角的に支援】
    http://www.aqu.com/shinki-kaihatsu.html

→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com


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