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【 最先端ビジネス、企画と構想への道】 2010/06/29日号
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【INDEX】
□ ■ タブレット型電子書籍端末、来年以降、45%成長に
□ ■ Android搭載機器・新サービスの市場展望と予測、ビジネス戦略
□ ■ 未来ビジョン、脳型コンピューター、テレパシー・・・
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タブレット型電子書籍端末、来年以降、45%成長に
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AQUでは、世界的に脅威的なスピードで販売数量が伸びている、iPad等の、
タブレット型電子書籍端末の今後の市場拡大の可能性について分析した調査報告書を
まとめた。市場は引き続き拡大が続き、2011年以降、CAGR(年平均成長率)、
45%前後で推移、2013年には3,800万台規模と予測している(世界市場)。
国内市場は立ち上がり後、50%程度の市場拡大が続くとみている。関連市場はさま
ざまなビジネスチャンスがあるが、進出企業に対しては、「時代はユビキタス社会、
アンビエント社会の方向に向かっており、個の活性化が組織の活性化につながり、ひ
いては社会全体の活性化につながる、そうした発想でビジネスアイデアを結晶化させ
てもらいたい」と次のように、今後の商品サービス企画戦略について述べている。
「6月時点のiPad、300万台販売という状況は、アップルにとっても、内心予
想外の展開であり、アップルは生産増強を余儀なくされ、ディスプレイ部品等の確保
で韓国サムスン等に助けを求めているようだ。
iPadそのものは、FLASH非対応、カメラ非搭載など、いくつかの弱みはある
ものの、先進ユーザー、ファンの根強い人気を背景に、実際の売れ行きが好調である
ため、当初想定された対市場戦略は、よい意味で、軌道修正しなければならない。
すなわち、iPad周辺ビジネスへの取組強化、Android等の新製品の投入、
オープンプラットフォームを利用したハード(または、コンテンツ、サービス)の投
入、アプリマーケットへの強化、提携企業推進、関連コミュニティの強化、ビジネス
市場の開拓、周辺接続機器(プリンタ、ウェアラブルディスプレイ等)の対応等、早
急な対策、対応が必要であろう。
iPad発表時、アップルのジョブズCEOは、「アマゾンは開拓者としての偉大な
役割を果たした。我々はその先を行く」、と述べたが軽く聞き流してしまった人も多
いと思われる。今にして思えば、重く受け止めて対応すべきということであろう。ア
ップルは今や、マイクロソフトの総資産(時価総額)を上回っており、文字通り、豊
富な資金力を持って突き進んでいる。
日本を代表する企業のひとつ、ソニーは、いわば、アマゾン(Kindle)に対す
る雪辱、アップル(iPod)に対する雪辱を一気にはらすべく準備しているようだ
が、コンテンツパートナー、通信プラットフォーム対応等、課題は少なくない。
グーグルの出方などに注意するものの、自社の持てるパワー、資源を再度見つめなお
し、どのような市場戦略を構築すべきか、早急な対応が必要だろう。
この勢いは、株式、金融市場の喩えを借りれば、短期トレンドではなく、まさに長期
トレンドの走りのようだ。かつて、弊社は電子ペーパーの調査報告書で予想外のヒッ
ト、各方面より高い評価をいただいたが、思い返すと、まさに、当時のテーマともつ
ながっており、時代の大潮流のマーケットに相対していたといえる。現在の電子書籍
の位置づけは、1445年頃に、ヨハネス・グーテンベルクが活版印刷を発明したと
きの頃(羊皮紙への手書き写本から、活版印刷による大量生産販売の時代へ)の価値
観の変化と同様、大きな変化とみられている。この点に留意した大胆な取組みが求め
られる。
ただ、加えていうならば、取組みといっても、アップル、アマゾン、ソニーなどと同
じようなことをする、というより、アプローチを変えて、次に起こる潮流を見定めて
準備することも必要だろう。たとえば、AR(拡張現実)との融合、ウェアラブルデ
ィスプレイの接続、対応コンテンツの整備、といった視点である。時代はユビキタス
社会、アンビエント社会の方向に向かっており、個の活性化が組織の活性化につなが
り、ひいては社会全体の活性化につながる、そうした発想でビジネスアイデアを結晶
化させてもらいたいと思う。」
『新世代ネット端末、新ネットサービスの市場動向と市場戦略に関する調査
- Android搭載機器、新ネットサービスの市場展望と予測、ビジネス戦略 - 』
http://www.aqu.com/new-generation/ (専用ホームページ)
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新世代ネット端末と新ネットサービスに着目
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進化し続けるテクノロジーの発展を背景に、コンピューティングのあり方は、大きな
パラダイム変化をとげてきている。すなわち、大型コンピュータの時代から、ダウン
サイジング(PC)、そして、クラウドコンピューティングという流れである。クラ
ウド時代のデバイスとして注目されるものとして、スマートフォン、ネットブックな
どがあるが、スマートフォンとノートパソコンの中間に位置づけられる、タブレット
型電子書籍端末が注目される。発売後、80日でなんと、300万台を販売したアッ
プルのiPadが話題となり、世界的に需要拡大、日本市場も今後、2、3年で大き
く拡大してゆく可能性が出てきた。
一方、オープンソースOS、Android搭載機器は、Androidを採用する
ことで、コスト削減、開発期間の短縮が可能である。携帯電話から、電子書籍端末、
カーナビ、テレビ、電子レンジ、洗濯機、ロボットなど、さまざまな機器に広がって
いる。最近、MIPSがAndroidを積極的にサポートしはじめたことも、デジタル家電で多
用されるMIPS系SoC(System-on-a-chip)をAndroidデバイスに活用しやすくなってお
り、組込み機器へのAndroid適用に追い風が吹いている。
ユーザーが通信機能を意識しないで利用できる製品、アマゾンの「Kindle」のような
ビジネスモデルは、MVNO(仮想移動体通信事業者)としてサービスを提供すれば、ど
んな企業でも、端末販売からアプリケーション提供までをセットにしてサービス提供
できる。こうした取り組みも増えてゆくものと思われる。
折から、海外でSony Readerを手がけるソニーは、凸版印刷、KDDI、
朝日新聞社とともに、電子書籍配信を手がける共同出資会社を設立。年内にサービス
を始める。いよいよ、日本市場が動き出す、という状況となった。今後の国内市場の
展開、世界市場の動向が注目される。
いっぽう、ネットとテレビの融合化は、アプリマーケットにも好インパクトを与え
る。グーグル、ソニーの提携をきっかけに、今後、Androidアプリなどが大きく拡が
る。アプリ開発業者にとってはチャンスである。
需要調査では、タブレット型電子書籍端末の利用方法として、エンターテイメント、
電子書籍の利用、ビジネス利用等が挙げられており、iPhoneに比べ、年齢層の
高い層に意外と受けている。このことは、パソコン操作に慣れていない層にも入り込
み、たとえば視力の関係などから、文字などの大きさを簡単に変えられる、孫との写
真コミュニケーションといった点など、高齢者需要を喚起してゆく可能性もある。そ
の他、ビジネス利用面でも教育関係、営業支援等幅広い用途が見出された。
電子書籍の先行企業においては、すでに、携帯電話、PC、スマートフォン、電子書
籍リーダーというように、いわば販売のマルチプラットフォーム戦略を展開してい
る。タブレット型電子書籍端末では、メーカー、コンテンツサプライ、アプリ開発と
いうように立場は異なるが、ターゲット別の戦略を練り、効率的な戦略運営が望まれ
るところである。
当調査は、新世代ネット端末と新ネットサービスに着目。クラウドコンピューティン
グ時代における、クラウドデバイス、アプリ、サービスで注目されるタブレット型電
子書籍端末、および関連ビジネス、そして、オープンソースOS、Androidの
今後の展開、可能性を調査した。
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新世代ネット端末・新ネットサービスの市場動向と市場戦略に関する調査
-Android搭載機器・新サービスの市場展望と予測、ビジネス戦略 -
http://www.aqu.com/new-generation/
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未来ビジョン、脳型コンピューター、テレパシー・・・
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ソフトバンク、孫社長の発想に共鳴。
筆者は、孫社長と直接関係ないが、考え方に共鳴する部分があるので取り上げてみたい。
ソフトバンクの孫社長が300年後の世界と今後30年のビジョンを語った。ソフトバンク
新30年ビジョン発表会での孫社長の言葉は、発想が豊かであり、また深く考えさせら
れるものだ。
情報革命で人を幸せにすることを企業理念とする。
情報革命を通じて「孤独」を和らげ、「感動」を広めるのが、ソフトバンクの使命と
する。
・・・なるほど、と思いつつも、事業として、ここまで大きくしてきた、やはりその
ビジョンのパワーはすごいと思う。
大前研一アワーで、以下の内容を何度も見させていただいたことがある。
★人生50ヵ年計画
20代 名乗りを上げる
30代 軍資金を貯める
40代 ひと勝負かける
50代 事業を完成させる
60代次の世代に
事業を継承する
やはりビジョンを示し、社員とそのビジョンを共有していこうとする姿勢は評価されていい。
▼ソフトバンク、孫社長の未来ビジョン
300年後の人類は、人の脳をはるかに超えた「超知性」を持つ人工知能と共存。
テレパシーのようなコミュニケーションを行い、平均寿命は200歳になる。
CPUの中にあるトランジスタの数は、今から8年後の2018年に人間の大脳の神経細胞数
である300億個を突破。さらに、2100年には大脳の1垓(がい)倍(1兆の1億倍)にな
り、2200年には1垓の2乗、2300年には1垓の3乗と、途方もない数の素子を搭載したチ
ップが生まれる。
脳型コンピューターと共存する社会では、新技術の発明は主に脳型コンピューターに
よってなされる。
生命体の種類を越えるロボットが脳型コンピューターによって機能し、災害救助や、
介護、救急医療など、多様な分野で活躍。
人々は脳型コンピューターを身につけ、距離や言語の壁を越えてテレパシーのような
コミュニケーションを行う。 家電から靴、メガネにいたるまで、さまざまな製品が
クラウドと連携。
靴が健康状態を知らせ、メガネに同時通訳の字幕が出る。
ITの発達によって、教育、医療、ワークスタイルのあり方が大きく変化する。
ソフトバンク 新30年ビジョン発表会
http://www.ustream.tv/recorded/7882795
※少し時間が長いですが、見る価値あります。
(ひとりごと)
発表会では、脳型コンピューター研究の松本元さんのことも話題にされたらしい。
これは個人的に、うれしい。
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先端ビジネス ! 調査報告書のご案内 ☆。.:*:.:*:・'゜
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【特別調査報告書】
◆タイトル
『新世代ネット端末、新ネットサービスの市場動向と市場戦略に関する調査
- Android搭載機器、新ネットサービスの市場展望と予測、ビジネス戦略 - 』
http://www.aqu.com/new-generation/ (専用ホームページ)
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 228頁
◆タイトル
『新プラットフォームにおけるビジネス市場展望と今後のモバイル戦略
-スマートフォン関連の市場動向とビジネス新潮流、ビジネスチャンス-』
http://www.aqu.com/new-platform/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 224頁
◆タイトル
「あるべき未来からの発想、『先端ビジネス市場の未来戦略』
-感動価値創造製品の構想と市場展望-」
http://www.aqu.com/mirai-business-strategy/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 138頁
■□■□■□■□□■■□□ リンクコーナー □■■□□■■□□■■□□
http://www.medithink.co.jp/
メディテインメント(メディカル・エンターテインメントの略語)
「明るく楽しく自発的かつ継続的に健康増進していく社会」を目指して。
「メディシンク」のホームページ。
http://www.cas.fussa.tokyo.jp/
シミュレーションソフトの開発者
大前賞の受賞者・瓜井さんのホームページ
http://www.nhk.or.jp/bs/teigen/ NHK BS1「未来への提言」
漫画家でジャーナリスト・経済番組キャスターの三神万里子さんが
フランス人類学者、歴史学者のエマニュエル・トッド氏にインタビューしました
http://www.takanishi.mech.waseda.ac.jp/
早稲田大学・高西教授のロボット研究室
(「世界一受けたい授業」に出演されました)
http://www.phoenix-tec.jp/
上智・慶応大等とサービス工学(サイエンス)に基づく新しいもの作りと次世代の人
材育成に取組んでいる(株)フェニックス 鴨川さんのホームページです。(元NH
Kの映像関連会社などで活躍)
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→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
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