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       【 最先端ビジネス、企画と構想への道】   2010/02/24日号
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【INDEX】

□ ■ ブランド端末の可能性!
□ ■ 世界への貢献につながる、BOPビジネスの可能性
□ ■ オリンピックで勝てる脳のメカニズムを考える (コラム)

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      ブランド端末の可能性!
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今年はiPadを含めて、スレート端末(タブレット型)が大きく動くとみられる。
アップル以外では、Android搭載のネット端末を製品化する動きが活発化しつ
つある。

昨年発刊した新プラットフォームの資料は、コンピュータ系の大手某社なども最近購
入しており、今後の戦略展開が注目される。

この会社のプロバイダーサービス関連企業では、液晶パネルを使用。7インチ型
を想定している。

電子書籍をねらっているというよりも、プロバイダーサービスのユーザー専用端末と
して、各種の利用を考えている。

アプリストアも準備しており、端末、サービス、ソフトを総合的にとらえてビジネス
してゆこうとしている。(ライフログアプリを含む)
このあたりは、ソニーの電子書籍端末ビジネスを意識しているとみられる

このほか、NTTもAndroid搭載端末を計画しているが、Wi-Fiネット
ワークを活用、待ちうけ情報配信サービス+端末の形で、各種情報サービス(写真、
動画等も含む)があるのが特徴で、スマートなデザインであり、女性にも好感されて
いる。

1990年代半ばはMacの台頭が著しかったが、その後、windowsが
でて、Macのシェアは奪われていきた。それと同じように、現在、iPhone、
iPadの人気が高いが、市場のパイが大きくなる中で、Android搭載端末が
大きく伸びてゆく形なのだろう、と思われる。

スレート端末(タブレット型)は、企業のブランド端末として、広がろうとしている。
このあたり、ビジネスユース利用も多様に広がってゆく可能性がある。。

筆者はかつて、読売新聞本社、朝日新聞本社、雑誌社などのデジタル化で取材に行っ
たことがあり、デジタル化を実感しているが、現在、新聞、雑誌は大きな構造転換を
迫られており、欧米の動向も合わせて考えると、ネットワーク、システム化、端末
等、さまざまなビジネスチャンスがあるといえる。


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      世界への貢献につながる、BOPビジネスの可能性
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企業の200年、300年大計、といったスケールの大きな話を松下幸之助、孫さん
などがよく言及していたが、日常の忙しさに流されていると、こうした大局的視点が
見えなくなってしまいがちである。

日本経済、世界経済の今後のあるべき方向性を考えるとき、大胆な発想、大きな視点
で現状をとらえることが大切である。

現在、世界の人口の72%に相当する約40億人は、年間所得3,000ドル以下の
収入で生活している。これらはBOP(Base of the Economic
 Pyramid)層と位置づけられている。

BOPビジネスといわれるようになってきているが、「BOPな人々」を巻き込んで、BOP層
のニーズを満たす製品・サービスを開発・提供し、BOP層の生活向上に寄与する、とい
う意味がある。

BOP層の市場規模は、5兆ドルに上るとされている。

BOPのさきがけはバングラディッシュのグラミン銀行と考えられるが、チッタゴン
大学のムハマド・ユヌスさんはグラミン銀行と共にノーベル平和賞を受賞している。

一般的に、貧困層を助けるために、慈善事業という考え方があるが、BOPビジネス
は、あくまでも企業の本業として収益の確保を目的として行われるものである。
大手企業の中にはボランティア休暇、ボランティア制度などにより、社会への貢献を
目指している企業は少なくないが、BOP層の直面する社会課題を解決しつつ、本業
の利益にもなりうるビジネス、という考え方は非常に分りやすい !

すでに、バングラディシュなどの発展途上国に人材を送り込む研修がNPOによって
展開されており、リコー、三菱商事、NTTコミュニケーションズなどが社員を派遣
している。

BOPビジネスの例としては、ヤクルト(健康)、公文(教育)、ユニリーバ(インドで
小分けした洗剤などを販売)、ダノン(バングラデシュで低価格ヨーグルトを販売)、
住友化学(タンザニアでマラリア予防用の蚊帳を生産、販売)などがある。

筆者はかつてヒマラヤの小国、ネパールへ行ったことがあるが、当時、日本ネパール
協会には、KJ法で知られる川喜田二郎氏をはじめ、伊藤忠商事の関係者、ヒマラヤ登
山関係の人(橋本元首相も)がいたが、ビジネス的にもつながりがあったように思う。
当時のネパールで感じたことは、若者の日本語熱が盛んで、日本へ行ってみたい、日
本からいろいろなことを学びたい、といった姿勢があり、インドという大市場も近く
にあるため、ヒマラヤ観光だけでなく、ビジネス的にも可能性があると感じていた。

現在は、BRICsといわれる 経済発展が著しいブラジル (Brazil)、ロシア (Russia)、
インド (India)、中国 (China) 等の経済発展に目が行きやすいが、グローバルに見る
と、これらの国だけでなく、いわゆる発展途上国でのビジネスの芽は確かにあり、こ
れからの日本企業の戦略としては、こうしたグローバルな視点で、長期的な戦略を練
ってゆくことが大切になってくると考えられる。



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       オリンピックで勝てる脳のメカニズムを考える (コラム)
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バンクーバー冬季オリンピックも残りわずかとなっている。
雪山からの滑降から始まるオープニング映像は、やはり、感動的であった。
また現地のインディアン部族の迎え入れる儀式、踊りを見ていて、アメリカ大陸の壮
大な歴史を感じた次第である。

日本は当初予想したよりもメダルは少なかったようだが、
今年はスポンサー支援を得るのが大変だった選手もいるようで、
選手の皆さんの奮闘をたたえたい。

個人的にはフィギュアスケートに注目している。NHKで特集があったが、浅田真央選手
とタラソワコーチとのやりとりに学ぶものがある。

さて、スポーツでもビジネスでも勝負に勝つためには、マインド、心を養成すること
が大切である。そして突き詰めてゆくと、脳のメカニズムを利用するテクニックが大
切と感じている。

有用なケーススタディとして、2008年北京オリンピックの水泳、北島選手について考
えてみたい。

北島選手のゴール到着後のガッツポーズは、なんとも勇ましく、とても感動的だった。
今思い出してみても、あのシーンがよみがえってきて元気を与えてくれるような気が
する。

実は、あの金メダル獲得に大切な力を発揮したと思われるのが、脳科学理論の応用で
ある。

北島選手の北京オリンピック金メダルへ向かう道は、決してたやすいものではなかっ
た。ゴールタイム(新記録)、ライバル、コンディション、それらがすべてうまく合わなけ
れば達成できなかった。

当時、日本選手はゴール前が弱いのだ、と平井コーチが言ったことに対し、林教授(日
本大学総合科学研究科)は、脳の機能は「ゴール間近だ」と思った瞬間に低下し、それ
にともなって、運動機能も低下してしまうのだという。(脳の自己報酬神経群といわれ
る部位)

いわゆるモチベーションが大事ということなのだが、教授は「目標よりも遠くにゴー
ルを定めるとよい」と話したという。これに対して、コーチと北島選手は「プールの
壁をゴールと考えずに、壁にタッチした後、振り向いて電光掲示板を見た瞬間をゴー
ルと考える」という訓練をしたという。結果、アドバイスから一ヵ月後に北島選手は
世界記録を塗り替えたという。

いっぽう、ライバル(ハンセン選手)についてどのように考えたかというと、「敵に勝
とう」と思うと脳は、その瞬間、能力にブレーキがかかってしまうという。

同教授は、「ハンセンをライバルだと思っちゃいけない。自分を高めるためのツール
だと思いなさい。そして、最後の10メートルをKゾーン(北島ゾーン)と名づけて、水
と仲間になり、ぶっちぎりの、感動的な泳ぎを見せる舞台だと思いなさい」と言った
のだ。

実際的には、さまざまな応援もあり、また本人の考え方もあり、勝因はいくつもある
と考えられるが、私は、このことが大きなウェイトを占めていると感じている。

実は、大分昔のことだが、私はある訓練を受けることになり、2000メートルを泳がね
ばならなくなってしまった。当時、25メートル程度は自信があったが、それ以上は至
難の業だった。たまたま、ある友人のMさん(当時、治療の世界でよく知られていた
先生)が、「水と戦うような気持ちではなく、水と友達になる気持ちになると泳げるよ」
と、アドバイスしてくれた。その結果、力まずに、私は、2000メートルを泳げてしま
ったのだ。ほんの少しの発想転換が能力発揮につながるということを学んだのである。

かつて、陸上100メートルで世界一のカール・ルイスは、オリンピック本番に向けて緊
張していたのだが、お母さんから、「楽しんでいらっしゃい」(確か、Feel at
home.)といわれて、それがもとで、快走して金メダルをとれた、と述懐していた。

バンクーバー・オリンピックは、いよいよフィギュアスケート女子の競技がはじまる。
私は浅田真央選手が「ワクワクしている」という言葉を新聞で読んで、これなら行け
るかもしれない、と感じた。

一方、ライバルのキム・ヨナ 選手は、お父さんによれば、「韓国国内では、金メダルが
取れて当然という」ことで、とてもプレッシャーがあるといっていた。

氷上の世界、見ているすべての応援の人たちと友達になる、という感覚が持てれば、
そして、勝利の女神が微笑めば、かろやかに、金メダルがとれることだろう。。

http://www.joc.or.jp/vancouver/

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◆タイトル
『新プラットフォームにおけるビジネス市場展望と今後のモバイル戦略
-スマートフォン関連の市場動向とビジネス新潮流、ビジネスチャンス-』 
http://www.aqu.com/new-platform/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 224頁


◆タイトル
「あるべき未来からの発想、『先端ビジネス市場の未来戦略』 
-感動価値創造製品の構想と市場展望-」
http://www.aqu.com/mirai-business-strategy/
◆レポート体裁  プリント製本A4版 、PDF ファイル 138頁


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メディテインメント(メディカル・エンターテインメントの略語)
「明るく楽しく自発的かつ継続的に健康増進していく社会」を目指して。
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フランス人類学者、歴史学者のエマニュエル・トッド氏にインタビューしました

http://www.takanishi.mech.waseda.ac.jp/ 
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(「世界一受けたい授業」に出演されました)

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上智・慶応大等とサービス工学(サイエンス)に基づく新しいもの作りと次世代の人
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