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     【 最先端ビジネス、企画と構想への道】  2006/11/6
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【INDEX】

□ ■ 香り発生機器、5年後には、トータル、200万台突破へ
□ ■ 音楽、映像プラス香りによる、コンテンツ価値上昇!
□ ■  ロボットスーツ実用化へ、量産体制に!


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        香り発生機器、5年後には、トータル、200万台突破へ
          http://www.aqu.com/aqu-news/2006-11-6.pdf
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★ このたび、ユビキタス先端ビジネスの調査コンサルティング会社である、アクウ
ェリアス社 (AQUARIUS最先端研究所)は、「香り通信、ゆらぎ通信の可能性と
ビジネス戦略、市場予測に関する調査     -臨場感通信時代へ向けた付加価値、
キラーアプリケーションの動向と市場展望-」(最先端調査シリーズ)をマルチクライアント
の形で調査、発刊した。

★同社によれば、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)のうちのひとつである、嗅覚は、
今後のビジネスで重要なファクターとして浮上してきているという。

●現在の香り発生器は、パソコンからコントロールできる高機能芳香機、非接続の簡
易型芳香器、空気清浄効果もある高機能芳香機などがある。
●同社は、通信対応の香り発生器は、現時点の市場規模はまだ、黎明期の段階にある
が、通信プラットフォーム等の整備により、今後、50%以上の高成長市場となってゆ
くものと予測している。
●現在、香り通信が注目されているが、中長期的に見た場合、香り関連ビジネスが大
市場に発展してゆくと見ている。これは、将来的に香りの出るテレビ、香りの出る自
動車、香りの出る携帯電話等、本格的な製品群が予想され、複合機タイプの開発製品
化が加速、発展してゆくと見ているからだ。このため、芳香剤、消耗品(精油、アロマ
関連等)も堅実な成長を予測している。
●香り通信の観点からみた、音楽、映画連動の香りレシピ、香りコンテンツは、しば
らくの間は、認知度は高くはなく、やや苦戦をしいられる面も想定されるが、たとえ
ば、有名歌手の音楽連動の香りレシピ、芸術性を高めるものは、非常に希少価値があ
り、マニアの評価が高まってゆけば、近い将来、クリティカルポイントに達し、急激
に市場拡大してゆく可能性があるとしている。その意味で、今後、課題となるのは、
従来の音楽・映像コンテンツにリンクした、香りの持つ芸術性の評価システムのよう
ものが大切で、同社では、香りコンテンツのアーティスト、大学教授、研究者等の新
芸術構想コンソーシアムのようなものが将来的に求められてくるだろう、としている。


【市場規模予測】

※通信対応の香り発生器の市場は、現時点では黎明期にあるといえるが、今後、50%
以上の高成長市場となってゆくものと予想される。2010年には、100億円を超
えるものと予測している。
※映画、音楽コンテンツにおいては、今後、香りコンテンツがプラスされてゆくもの
とみられ、その意味では、ハードのほかソフト、消耗品(精油、アロマ関連等)のニー
ズも拡大する。



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     【 音楽、映像プラス香りにより、コンテンツ価値上昇! 】

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※音楽、映像プラス香りによるコンテンツの価値は確実に高まっている。
※これは、アンケート調査によっても関連づけられており、とくに、価格的には、
5%から10%の価値アップが認められる。より関心度の高い層は、それ以上の価値を見
出している。
※香り通信が将来的に、音楽配信、映像配信とリンクし、五感を刺激するコンテンツ
として、広く普及してゆくものとみている。
※香りレシピ、関連コンテンツの市場規模は、2010年で、音楽配信市場、映像配信市
場の、0.3%程度と予測しており、2020年までには、これら 配信市場の1%程度まで拡
大するものと予測している。


【アンケート結果概要】

◆ 香り配信サービス・アンケート調査概要
◆ 期間 2006年9月13日~9月23日
◆ 同社のアンケートネットワーク、1,000名を対象とし、415名が回答。

■Q1.消臭剤、芳香剤、香りについて
お部屋の中(主な生活空間)では、消臭剤プラス芳香剤(併用タイプ)のみを使っている
ケースがもっとも多く、22.6%、続いて消臭剤のみ21.2%、芳香剤のみ13.5%となってい
る。一方、空気清浄機のみ、9.4%、空気清浄機プラス芳香剤、8.7%、となっており、
空気清浄機を使いながら、芳香剤を使っているケースは少なくない。また芳香器の使
用は、3.4%となっており、現状としては極めて少ないといえる。なお、消臭剤、芳香
剤、空気清浄機いずれも使用していない、というケースは21.2%となっている。ここで
は、空気清浄機に芳香機能をもたせることが、今後の開発テーマになってくる可能性
が伺える。
一方、日常生活、ビジネス活動一般において、香水をつけたり、芳香剤を置くなど、
匂い、香りを意識しているか、との問いには、「とても意識している」10.1%、「少し
意識している」36.7%、と、合わせて46.8%と半数弱の人が、意識しているということ
がわかった。一方、「あまり意識していない」24.8%、「まったく意識していない」
6.5%で、意識していない人は31.3%と、やや少ない。一般的には、意識している人のウ
ェイトが高いということになる。

■Q2.香り発生、香り配信の利用シーンについて
関心の高い香り発生、香り配信の利用シーンでは、自動車で、運転者が気分が落ち着
いたり、眠気をさまさせるような香りの発生システムが一位だった。続いて、リラッ
クス・勉強のとき、仕事の集中・リラックスとなっている。このほか、映画のシー
ン、音楽のイメージ、エアコンで香り発生、テレビ番組の料理レシピ、ホテル・ロ
ビー、目覚まし時計のような使い方、空気清浄機で香り発生、結婚式等で香り発生、
インターネットのホームページなどとなっている。iPodのように持ち運べて香り発生
は、将来的には、携帯電話機、携帯端末等での実現イメージにつながる。スポーツセ
ンター、ゲーム、スーパー・コンビニ、お風呂といったものもある。 

(N=415、複数回答)

その他:お風呂で香り発生、トイレで香り発生、ネット上の草花図鑑などで香りを体験。

※回答者のコメントでは、香りが付加されたコンテンツを評価している声が多い。
「映画館でそれぞれのシーンに合わせて香りも感じられたら、スクリーンの中に自分
も入ったような気分になれてとても楽しいと思います。同じように、家庭でもテレビ
から香りが出たら、映画鑑賞がとても楽しくなると思います。」(20代、女性、アル
バイト) 、「よく眠れる香りと音楽の融合された装置がほしい」(20代、女性、会
社員)、「音楽に合わせて発生する香りに期待いたします。クラシックやジャズな
ど。演奏家が好きな香りなど音楽に合わせて出せればよいですね。」(30代、女性、
会社員)

※また、香り発生器は、通信対応だけでなく、従来製品への期待も高い。
「エアコン、空気清浄機に期待。普段の日常生活で一番身近でリラックス効果に期待
したいから。」(20代、主婦)
「香りの出る携帯電話に期待します。いつでもどこでも香りを楽しむことができるか
らです。」(20代、女性、パート)、「私は、空気清浄機に内蔵されているタイプの
香り発生装置に期待します。自分の気分や状態に合わせて、香りを発生させられるよ
うにしたいです。空気清浄機を使うことで空気がキレイになり、内蔵されている香り
発生装置で心地良くなるので、一石二鳥です。」(30代、女性、主婦)、「テレビ・
パソコンに期待しています。映像情報に香りがつくと、リアル感が増します。」(40
代、男性、会社員)「高機能型・香り発生機(芳香・抗菌・有害ガス除去など)に期
待。健康によさそうだから。。。」(女性、40代、パート)

■Q3.香り発生機器の種類
さまざまな香りが、オンデマンドで(必要に応じて)、放出される機器として期待さ
れるのは、自動車が一位で、続いて、空気清浄機、エアコン、テレビ、、と続いてい
る。自動車では、特定の香りだけではなく、眠気をさますなど、いくつかの香りが発
生する装置を想定しているが、自動車での香りは、もともとニーズはあるが、必要に
応じて眠気をさます、といったタイプのニーズがあるともいえる。自動車に続いて、
空気清浄機、エアコンが続いているが、香り発生専用機も上位に位置している。この
ほか、パソコン内蔵、携帯電話・PHS、パソコン、高機能型香り発生器(芳香・抗菌・
有害ガス除去など)などがある。高機能型香り発生器は、従来の空気清浄機、エアコン
などにはなかった技術を取り入れたものと考えられ、コンセプトがはっきり認知され
てくるようになれば、普及してゆく可能性もある。

■Q4.ブロードバンドコンテンツとの連動配信
ブロードバンドコンテンツとの連動配信への関心は、とても関心がある、8.4%、関心
がある、26.7%で、合わせると、35.1%となり、三人に一人が関心があるとしている。
今後の香りコンテンツビジネスの可能性を感じさせるといえる。



※その他、アンケート調査では、ユーザー同士の香りコミュニケーションの交流場、
コミュニティについて、映画と連動した香り配信、音楽と連動した香り配信、香り発
生複合機の価格について、香りコンテンツ、香りビジネスについてなどの設問がある。

(※詳細は報告書に掲載)



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◆ロボットスーツ実用化へ、量産体制に◆

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新しいテクノロジー「サイバニクス」。

これは、サイバネティクス、メカトロニクス、インフォマティクス、そして、脳・神
経科学、行動科学、ロボット工学、IT技術、心理学、生理学など、幅広い技術がシス
テム化融合化されたものだ。このサイバニクス技術を駆使して開発されたロボット
スーツ「HAL」は、単に力持ちとして注目を集めるのではなく、国内だけでなく、海外
を含め、医療、介護、工場労働、災害救助などの現場で、実際的に需要が盛り上がって
きた。

このため、ビジネス化を担当する筑波大学発のベンチャー企業、サイバーダイン(茨
城県つくば市、山海嘉之社長)は、当面、年20体程度の生産体制を敷き、2008
年には年間400~500体に生産ラインを拡大するとしている。価格は、医療機関
向けに約500万~700万円、、個人向けにはレンタル料(月7万円)と維持費、
といった設定である。11月につくば市内の病院に実用化第1号の製品を納入。今
後、実用化技術にとどまることなくエンドユーザーの生の声を生かし、更なる飛躍を
目指したR&D体制を構築し、独創的な製品群を届ける、と強気の姿勢だ。

ロボットスーツ「HAL」のメカニズムは、装着した人が筋肉を動かす時に出る微弱
な電気を感知、体の動きに合わせてモーターが動くというものである。この原理によ
って、女性や力のない人でも70~80キロ・グラムの人や物体を抱えあげ、100
キロ・グラム以上の荷物を背負うこともできるという。足の不自由な人の歩行補助や
リハビリ、介護、工場労働、災害救助など幅広い応用が期待されている。

サイバーダインには三井物産のナノテク研究開発会社が関係する。また、サイバーダ
インという社名は、映画ターミネータ2で出てきたT-1000を作った会社の名前という。な
お、他メーカーでも動きがあり、トヨタ自動車では、パートナーロボットの開発を進
めているが、「ロボットスーツ」の自社工場での実用化を進めており、将来的にロボ
ットスーツの採用が生産現場などにも着実に、普及してゆく見通しだ。


http://www.cyberdyne.jp/  サイバーダイン



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http://www.cas.fussa.tokyo.jp/  シミュレーションソフトの開発者
                     大前賞の受賞者・瓜井さんのホームページ
http://www.nhk.or.jp/miraijin/  がんばれ、未来人!漫画家の三神さんが、
                  NHKの経済新番組「ビジネス未来人」のキャス
                  ターを務めている


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○電子メールマガジン
【最先端ビジネス、企画と構想への道】    2006/11/6
発行編集人 Katsumasa Koyasu
◇【最先端ビジネス、企画と構想への道】
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 「最先端ビジネス、企画と構想への道」 バックナンバー
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