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【 最先端ビジネス、企画と構想への道】 2006/6/19
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【INDEX】
□ ■ ペーパーライクディスプレイ、3人に2人が「使ってみたい」
□ ■ ユニバーサル・コミュニケーション市場予測、2020年、50兆円規模も
□ ■ 【ビジネスヒントコーナー】 グーグルアースで、どこにも飛んでいける?
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★ペーパーライクディスプレイ、3人に2人が「使ってみたい」
電子ペーパー市場、黎明期ながら、100%強の成長へ、5年後、1,000億円を突破
- アクウェリアス調査 -
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★現在、一般の関心の多くは液晶、プラズマといった大画面テレビの方に向けられて
いるが、いわば、紙のように薄いディスプレイといわれ、技術的に注目される、電気
泳動方式や電子粉流体、また反射型液晶、透過型液晶、有機ELなどを用いた電子ペー
パーは、現在市場は黎明期ながら、五年後、十年後の成長期へ向けて、助走段階にあ
り、カラー化の技術向上などをきっかけとして、需要を喚起しようとしている。今
後、電子ブック(電子書籍端末)のほか、POP、電子値札、電車の中吊り広告等に
おいて導入が進展してゆこうとしている。たとえば、POPではアニメーションデザイン
を採用することで、アイキャッチが高まり、商品の訴求力が高められることで、広告
会社などが高い関心を示している。また、PC、携帯電話などと情報連結ができる新
たなモバイルディスプレイ、いわゆるペーパーライクディスプレイのアプリケーショ
ンも数年内のうちに大きく進展していくものと見ている。
★今回のアンケート調査では、PC、ケータイと連携するペーパーライクディスプレ
イについて、「ぜひ使ってみたい」13.1%、「使ってみたい」55.4%を合わ
せると、68%強となっており、ぺ-パーライクディスプレイへの関心は三人に二人
の割合で「使ってみたい」という希望があることが分かった。(1,000人を対象)
電子ペーパーに対する期待として、創造的アート表現など、インパクトのある情報表
現に期待する声があるほか、インテリアなど、生活に密着した場面での活用などを期
待する声があるなど、用途は今後大きく広がる可能性がある。
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●「単なる電子ペーパーとしての役割だけでなく、双方向も可能な面も持てば普及率
はより高くなると思う。」(30代、女性、会社員)
●「紙のように身近で豊富で安価なものに比肩できるには、単に紙と同様な情報を掲
載できるのでは普及しない。より創造的な表現、アートなどで、まずインパクトのあ
る情報表現を。」(50代、男性、自営業)。
●「生活や趣味、遊びの中に取り入れられたら面白いと思いました。
上に物を置くのが可能であれば、ランチョンマットや、センタークロスなど、種類多
く使いたいものや、カレンダー、お部屋に飾る絵画のような、インテリアにも使える
と面白いと思いました。環境に優しい、という視点で、これからどんどん研究が進ん
でいくことを願っています。」(40代、女性、パート)
といった意見があった。
【電子ペーパー】
※電子ペーパーとは、紙のように薄くて折り曲げられたりもできる電子的に書き換え
可能な新しいディスプレイデバイスの総称。消費電力が少ないという特徴がある。商
用化では、電子インクの技術を用いる米イー・インク社の電気泳動方式がソニーの電
子書籍端末「LIBRIe」で採用されているほか、時計、ポスター、電子値札など
に採用されるようになってきている。電気泳動方式のほか、電子粉流体、また反射型
液晶、透過型液晶、有機ELなどを用いた電子ペーパーもある。ペーパーライクディス
プレイは、電子ペーパーをディスプレイデバイスとしてとらえる研究の中で考えられ
てきたもので、モバイルディスプレイとしての用途などに汎用性があるとみられている。
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電子ペーパー応用システム製品の開発動向と市場規模予測、需要動向に関する調査
- 次世代電子ペーパーの開発動向、モバイルディスプレイの可能性と展望 -
http://www.aqu.com/e-paper/contents.pdf 表紙・目次
http://www.aqu.com/e-paper/sample.pdf 報告書サンプル
http://www.aqu.com/e-paper/
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【電子ペーパーの今後の可能性】
電子ペーパーは最近、我々の生活の中に入ってきており、目にすることが多くなって
きた。2004年には電子書籍端末が、松下電器産業、ソニーから発売され電子書籍コン
テンツの市場拡大とあいまって注目されることとなった。ただし、最近では若者層を
中心に携帯電話での電子書籍コンテンツのダウンロードをする傾向も増えており、今
後は専用端末の市場拡大もさることながら、情報機器とのリンクを想定した、巻物型
やシート型の電子ペーパーをはじめ、さまざまな場面で、新たな電子ペーパー需要が
拡大してゆくものと考えられる。
それを裏付けるように、今回の調査でビジネスマンを中心にアンケート調査を実施し
たところ、PC・ケータイ連携のペーパーライクディスプレイに対して回答者の2/3
が強い関心を示していることが分かった。
今年は冬季オリンピックの年であり、何かと液晶やプラズマなどの大画面テレビに関
心が集まりやすい今日であるが、ここにきて、各社の電子ペーパーのカラー化の進展
や、交通機関等における広告表示などの実証実験が盛んとなってきており、2006
年は需要家サイドにとって、電子ペーパー導入が大きく進展する話題の年となってき
つつあるといえる。
実際の需要意向では、たとえば、「中吊り広告で利用して紙の張り替えをなくした
い」(鉄道会社)、「高コストである遠隔地への配達が不要になる」(新聞社)、「手軽
にデザインが変えられるPOP広告が可能になる」(小売業)、「ICカードの残額表示にす
ぐ使いたい」 (カード会社)、「電子カンバンにより物流の効率化が図れる」(物流
業)、「電子チケットなどお客様サービスの向上に役立てられる」(アミューズメント
会社)、、、というように、電子ペーパー開発企業の中には、こうした確かなニーズを
キャッチしている企業もあり、量産化体制へ向けて水面下で主要各社が動きつつ状況
である。
電子ペーパーの現在は、ディスプレイデバイス全体市場において、2010年から2
011年にかけて、やっと、1%程度の市場規模になる程度のまだまだ研究開発途
上、市場黎明期にある製品である。しかしながら、2005年5月、ソニー、米E Ink社は
ともに、米国ボストンで開催されたディスプレイの国際学会SID 2005で金賞を受賞し
た。たとえ両社に直接関係なくても、これは、最先端技術へのチャレンジを評価され
たものと、電子ペーパービジネスに取り組む関係者全員への未来への意味あるシグナ
ルと受け取ることができよう。
当調査では、中吊り広告、電子値札、POPといったアプリケーションに着目してい
るが、中でも電子新聞、電子雑誌、電子書籍、それにつながる電子コンテンツ市場の
新潮流を調査することで、これら製品サービスの未来展開が極めて明るいものがある
と、認識するにいたった。
電子ペーパーは、紙のように扱える新しい電子メディアとしてさまざまな応用可能性
があり、来るべきユビキタス未来社会の中において、新市場を創造し、未来を創造し
ていくにふさわしい可能性を秘めているといえる。
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【ユニバーサル・コミュニケーション市場予測、2020年、50兆円規模も】
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「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」簡単にネットワークにつながる「ユビキタ
ス」経済の促進が、日本の経済成長力向上の起爆剤となる、と考えられている。
情報通信白書
http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/h16/index.html
そのユビキタス市場において、今後の10年、20年というスパンでとらえたとき、注目
されるのが、「ユニバーサル・コミュニケーション」である。
この背景のひとつとして、少子高齢化が加速しており、すでに、国民の5人に1人が高
齢者となっている、といった社会変化などもあげられよう。(05年10月1日現在の65歳
以上の高齢者人口は2560万人(前年比72万人増)で、総人口に占める割合(高齢化
率)は20.0%(同0.5ポイント増))
「ユニバーサル・コミュニケーション」ということばは、世界中の人々がコミュニ
ケーションするときにおいて、言語、文化、価値観、知識、経験、身体的能力の違い
などを超越して、バリアのないコミュニケーションの新形態を目指すというところか
らきている。
ユビキタスネット社会は、ICT( Information and CommunicationsTechnology:情報
通信技術)の利活用により「元気・安心・感動・便利」な社会の実現を謳った
「e-Japan 戦略2」(平成15 年7 月に策定)で設定された目標像
であったが、いわば、日本のIT戦略は、2001年からのブロードバンドを基盤とした
「e-Japan」という構想で進んできたが、2006年以降はユビキタスネットを基盤とした
「u-Japan」のステージに入っているということになる。(総務省による)
ちなみに、u-Japanとは、Ubiquitous(ユビキタス)、Universal(ユニバーサル)、
User-Oriented(ユーザー)、Unique(ユニーク)といった言葉から連想されるICT
(情報通信技術)社会の理念を指している。
u-Japanは、社会生活やビジネスにおいて、ユビキタスネットによってあらゆる人や
物の結びつき、心と心の触れ合いを実現するという方向を目指している。
このような中で、ユニバーサル・コミュニケーション技術は知的創発プログラムとい
う位置づけとなっており、中核技術は以下のようなものである。
【超臨場感コミュニケーション】
3D映像などによる超臨場感により、バーチャルとリアルの境目のない立体テレビコミ
ュニケーションをつくる
【スーパーコミュニケーション】
言語、知識、文化の「壁」を感じさせない超越コミュニケーションをつくる。
【高度コンテンツ創造流通】
映像、楽曲、辞書などあらゆる知の情報を誰もが簡単に、高度に活用できる、高度な
コンテンツの検索・編集・流通技術。
【ユビキタス&ユニバーサルタウン】
センサーネットワークやロボットなどにより、高齢者・障害者をはじめ人に優しく地
球に優しいユビキタスネット環境をつくる。
◆ユニバーサル・コミュニケーションのロードマップ
2010年までを創成期、2015年までを発展期とし、ここ10年での実現を目指している。
製品やサービスの市場規模としては、2020年の時点で最大50兆円の規模が見込めると
予測されている。
ユニバーサル・コミュニケーションの市場は、新たなコンテンツの価値の創発、新産
業の創生、異分野の融合などといった、未来型ビジネスが期待されている。たとえ
ば、2006年以降、ハリウッドでは立体映画の本格化が予想されている。このように、
立体映像コンテンツをはじめとして、ユニバーサル・コミュニケーションという考え
方での市場発展が、大いに期待されるところだ。
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○電子メールマガジン
【最先端ビジネス、企画と構想への道】 2006/6/19
発行編集人 Katsumasa Koyasu
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