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感動ビジネスの新潮流とは・・・
お隣りのベンチャー企業、スカラベ・コーポレーションの秘密とは・・・(^^)

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         【 最先端ビジネス、企画と構想への道】  2004/12/15
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【INDEX】

□ ■ 感動ビジネスの新潮流
□ ■ お隣りのベンチャー企業、スカラベ・コーポレーションのスカラベの意味

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                【感動ビジネスの新潮流】               
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【感動価値と創造】

感動価値とは、経済価値との関係で、とらえるとわかりやすい。ユビキタス時代のバ
リューは、感動価値と経済価値との関係でとらえられる。そして感動価値を高めるた
めには、技術・デザイン・設計・製造さらに、販売・サービスなどを含めて、"感動価
値"の創造 を目指すことが望まれる。

【感動のメカニズム】

感動は、波動のように、伝わってゆくと考えられる。すなわち、顧客の満足、感動
は、企業担当者の満足、感動となり、それは、仕事のやりがい、生きがいとなってそ
の人の意識を充実させる。そして、そのことが、顧客への感動的な商品サービスの提
供となってくる、というものだ。このサイクルは、商品、サービスを提供する企業の
側から始まると考えられるが、ここには、企画、開発、設計、製造、販売、サービス
にいたる、企業側の努力が大切であり、また顧客とのCRMなど、コミュニケーションシ
ステムが大切となってくる。


【情報による価値を創造する】

モノの消費から感動の消費の時代へと時代の流れは大きく変化している。ここで
は、感動というものが、モノに固定されるものでなく、むしろ、モノを使っている
シーン、目的などにつながっている場合が多い。ここでは、企業の営業担当やサービ
スマンなどの感動的な心使い、言葉なども関係するが、もうひとつ、商品情報およ
び、商品PRにおいて、感動を呼び起こす工夫の余地があると考えるものである。すで
にインターネット上だけで、不動産、車など高額商品のオーダーがなされるようにな
っているが、こうした、販売手法の高度化も、サイバーとリアルとのコンビネーショ
ンによって、進められてゆくことが望まれるだろう。

ところで、「感動を伝える」方法論として注目を集めているのが「物語構成力」
である。たとえば、NHKのプロジェクトXに見られるように、商品開発のストーリーを
知ることで、どれほど、研究者や現場の人たちが、努力してきたか、を知るとき、感
動をもらったりするが、このように、単なるモノ、商品ではなく、そこに流れる、企
業、開発者、現場の汗と涙の努力といったものを知るとき、顧客は、そこに、プラス
アルファの感動価値を感じるのではないだろうか。


【感動ビジネス】

ここでの感動ビジネスとは、ビジネスでつながるもの同士が、感動という言葉、
感動のイメージでつながりあっていることを意味する。たとえば、商品のプレゼン
テーションをするときでも、相手が感動しているシーンを思い浮かべながら、プレゼ
ンテーションする。モノづくりでも、顧客が感動しているシーンを思い浮かべなが
ら、モノづくりをする、という意味でもある。タカラで、イグ・ノーベル賞を受賞し
たイヌ語翻訳機、バウリンガルの開発では、開発者もそのプロセスで感動することが
多かったという。結果として、製品開発後、商品化されて、多くの消費者に感動を与
えた。すなわち、商品開発の段階から、感動が自然と湧いてくるような、そのような
環境づくりが大切であるともいえる。

こうした心の姿勢は、メーカーと顧客との関係でも、その商品をサプライズ、感
動、楽しい、、、と消費者が見てくれている、思ってくれているとイメージしなが
ら、商品企画、開発、製造している、ということにもあてはまる。

そういう意味では、これまでのCRMといった、顧客と企業のつながりをベースに、
企業イメージ、ブランドイメージを高めてもらいながら、心の通い合うコミュニケー
ションのようなものが大切ということでもある。


【感動価値と収益性の関係】

まず、ビジネスの業態と収益の一般的相関関係について、とらえておきたい。
一般的にスマイルカーブ、という言葉があり、これは、台湾や、米国でよく知られ、
日本に入ってきた概念である。スマイルカーブとは、組立型製造業のプロセスを分解
して、部品材料、組立て、流通・販売と分けて考えたときに、部品・材料や流通・販
売プロセスの利益率が大きく、組立てプロセスの利益率が少ないという考え方である。

事実、90年代後半には、家電メーカーをはじめ、このスマイルカーブの話を聞く
ことが多く、ハードメーカーは、ハードを無料にしてでも、(ハードで儲けようとする
のではなく、) ソフトやサービスで儲けた方がよい、という考え方があった。その象
徴的なことといえば、携帯電話の一円である。つまり、年間契約をさせることができ
れば、トータル、4万円、5万円以上の買い物となり、必然的に、携帯電話会社は儲け
ることができる、という、手品のような販売の仕方である。こういうところで、通話
料が膨大となり、消費者は後々、痛い目に遭う人もいるが、メーカー、販売会社の戦
略としては、正論であるわけである。

このスマイルカーブのように、感動価値創造についても、感動価値と収益性の関
係について、とらえる努力が今後、大切となってくるだろう。
製品が市場で人気がある、ということが、そのまま、売上、利益ともに、伸びてい
る、とはいえないことがある。ところで、たとえば、かつて、90年代に、バンダイの
たまごっちが、大ヒットしたが、海賊版などの登場もあり、生産計画のミスにより、
大量の在庫を抱えてしまったことがあった。(現在の同社のたまごっち戦略は、ニーズ
とサプライの関係が好循環に推移しており、今回は成功しているようだ) 

そこで、感動商品についても、たとえば、ソニーのQUALIAのように、受託生産方
式であれば、初期の先行投資の時期はさておき、総合的には成功するトレンドが描け
る。この意味で、スマイルカーブと同様に、商品の企画、開発、設計、製造、販売、
サービスに至るまで、感動価値の度合いと収益性との相関を今後、考慮していくこと
が重要であると考えられる。

とくに、感動が大きければ大きいほど、ハード的な価値を感動価値が大きく上回
る、ということを注視しておきたいものである。

【ヒット商品に学ぶ着眼点】

いくつかのヒット商品を考慮していくと、時代の流れとともに、重要ポイント、
商品企画のポイントが変わってきていると考えられる。すなわち、20世紀から21世紀
へと時間軸が変わる中で、商品企画のあり方、重視するポイントが変わってきた。

20世紀では、売上重視、利益重視であったが、21世紀の今日、サプライズ、感動
重視へと変わってきた。そして現在の商品企画では、感動価値商品、市場創出商品、
オンリーワン商品、オンリーユー商品、ダントツ商品などが求められてきており、加
えて、情報による付加価値、物語性といった点も大切となってきている。


【感動価値創造と協創の視点】

 自動車メーカーや家電メーカーなどでは、顧客を組織化し、その声を商品企画に生
かしている。これからはこのように、顧客や、外部の企業との「協創」ができるかど
うかが、成功の成否を決めてくる可能性もある。

 すなわち、顧客や異業種企業などとのコミュニケーションネットワークが重要とな
ってくる。


【顧客ターゲットと感動コンセプト】

 顧客ターゲットは従来の市場セグメントではなく、顧客の使うシーンなどのプロ
セスを考えたものでありたいものだ。使用シーンでわけてみると、すっきりすること
が多い。

 基本コンセプトとしては、会社全体の事業目標、事業コンセプト、商品群コンセ
プトに準拠してゆくことが望まれる。

 今後の商品企画では新規性、目指す方向の明確さ、顧客の感動価値の度合い、ベ
ネフィットの度合いなどが重要であろう。



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    お隣りのベンチャー企業、スカラベ・コーポレーションのスカラベの意味

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弊社オフィスのフロアには、ベンチャー系企業が10社ほどあります。
たとえば、ソフトハウス、セキュリティ関係、太陽光発電、マルチメディアデータ
ベース、、といった会社群です。今回は、ベンチャーフェアJAPAN2005 に
(2005/1/26-27)」出展決定した、株式会社 スカラベ・コーポレーションをちよっ
と、紹介したいと思います。

古代エジプトで聖なる昆虫とされたスカラベ。
玉を転がす姿から、太陽の運行を司るとされ、また
洪水後の沃野から最初に姿を現すことから再生の象徴とされました。
ツタンカーメンの遺品の中にもすばらしいスカラベの胸飾りがあります。
今、環境防護の観点から見てもその生態には共感するところがあります。

と名前の由来を説明していますが、
社長の高野氏は飛行機から見下ろすエジプトのナイル川の青々した姿などの
感動シーンを語ってくれました。彼はハングライダーなども経験したり、ユニークな性格ですが、
セキュリティ、情報時代の話になると気合が入ります。

なかなか売れないんだよな~、とぼやいていましたが、
しっかり特許をとっており、今度のベンチャーフェアにも参加するので、
きっかけさえあれば、ブレークするのではと感じています。。

さて、そのセキュリティシステムとは・・・!
http://www.securecomputer.co.jp/index.html

イタチごっこに終止符!!
セキュリティーをハードウエアで守る
 2Port/Head システム搭載サーバー受注開始 

というものです。ご関心のある方は覗いてみてください。

会社名、業務内容は以下のとおりです。

株式会社 スカラベ・コーポレーション
Scarabs Corporation Co., Ltd.
e-mail: scarab@ScarabS.com

インターネットセキュリティシステム開発販売
ラボラトリー・オートメーション開発受託
放射線測定データ解析開発受託
機器制御プログラム開発受託
オリジナルRDBMSのカスタマイズ販売
Webシステム開発受託

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★「RFIDの最新技術動向と応用アプリケーション市場に関する調査」(2003) 

◆ご関心のある方には、調査資料のサンプル(RFIDの一部、約15ページ)を無料で、
差し上げております(PDFファイル)。http://www.aqu.com/ 申し込みフォームに、
お名前とメールアドレスをご記入の上、送信してください。
URLとパスワードをお知らせします。

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            「2005 感動価値創造のビジネス戦略
- 感動ビジネス市場の動向と、先進ビジネス事例、売上増大戦略に関する調査 -」
           http://www.aqu.com/resonant-research/
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      ネットワークサービスロボットの新市場創造に関する調査
- ホーム系ロボットと、携帯、インターネット、ブロードバンドとの融合市場を予測 -
            http://www.aqu.com/network-robot/
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おかげさまで、好評を得ています。(^^)
これで、あなたのビジネスもパワーアップできることでしょう!
在庫がなくなってしまったら、ごめんなさい。

関連の依頼調査、コンサルティングお受けしますので、
気兼ねなく、お問い合わせください。・・・

年末も近づき、師走になりました。
お忙しいことと思いますが、
どうぞ、健康には気をつけてくださいネ。

私、今年はじめに、喘息症状を突然患ってしまい、
呼吸困難状態となってしまい、
呼吸し生きていることのありがたさを痛感しています。(^^;)

しかし、今では完全に回復して元気にしております。

浜口親子のように、気合を入れていきたいと思っています。(^^)

今後も最先端ビジネスに注力してまいりますので、
よろしくお願いします。

子安 克昌

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発行編集人 Katsumasa Koyasu
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