【特別調査】
2022年11月発刊
量子未来有望ビジネス調査
- 新発想による量子応用研究&最先端ビジネス調査予測-
https://www.aqu1.com/quantum-mirai-business/
御覧いただき、ありがとうございます。 よろしくお願いいたします m(_ _)m
【調査刊行にあたって】
近年、量子コンピュータ、量子暗号通信などの最先端市場が世界的に注目されている。こうした技術の根幹にあるのが、量子(Quantum)の研究である。
量子は粒子性と波動性をもつため、「物質」とは振る舞いが異なる。この量子の振る舞いを考察することにより、量子新時代におけるビジネス創出のヒントが得られると考えられる。
当調査では、弊社が過去に調査してきた、量子コンピュータ、IT生命科学、脳科学BMI・BCIなどの重要ポイントも抑えながら、量子ビジネスにおける、新たの視点を持つ、新発想ビジネスとして、量子に関係する脳や意識の関連市場、すなわち量子脳意識関連市場に注目した。
量子脳や意識の研究では、2020年ノーベル物理学賞を受賞したロジャー・ペンローズ博士の主張する量子脳理論や、日本の研究者による受動意識仮説などがある。最近では、人の脳が量子的な機能を持っていることが発表された (ダブリン大学研究者)。人の意識と脳が量子計算によってつながっているとも考えられ、広義的に考えると、意識テクノロジーやブレインテックという世界を含めて量子ビジネスが広がってゆく可能性がある。
量子技術はハードウェアとしての量子コンピュータだけでなく、量子暗号、量子通信、量子バイオ、量子マテリアル、量子AIなどの要素がある。現在の量子コンピュータ(国内サービス提供ベース)は、200億円規模だが、ハードの進化、開発環境の整備、アプリケーションの創出などにより、2030年には、3,000億円規模になると予測されている。量子コンピュータクラウドのサービスも整ってきており、実証実験も進みつつある。調査データでは、トータル的な量子産業の市場規模は2030年に国内市場、1.2兆円規模、世界市場では、8兆円規模と予測されている。量子コンピューティングは今後、15年から30年で4,500億ドルから8,500億ドルの価値を創出するとの見方もある(BCG社)が、このように世界的に量子産業への期待が高まっている。
ところで、注目される量子の新発想ビジネス関連としては、量子テレポーテーションの原理を生かした特許技術などがある量子加工のほか、量子ブレインテック、量子療法ヘルスケア、量子マインド瞑想、量子コンテンツ、量子コンサルコーチ、量子自己啓発など多岐にわたる。これらは研究開発途上やスモールビジネスの段階ではあるが、いずれも既存市場において付加価値が増す魅力度を持つことから、市場をけん引してゆこう。今後、量子という名称を持つ製品サービスが数多く登場してくると予想される。市場は大きな可能性が広がっていると考えられる。
今回の意識調査では、量子のスモールビジネスに目を向け、水の共振技術や光量子エネルギーなどの特許技術、さらに個人でもできる量子関連ビジネスなども取り上げ調査したところ、「これから副業したい人」では、「量子新発想ビジネスに期待する」は、38.7%と比率が高まっていることが分かった。
働き方改革のもと、大企業において副業を認める傾向が強くなっており、厚生労働省なども後押ししている。そのような動きの中で、量子の概念を広義にとらえた量子スモールビジネスでは、中小零細も参加しやすい、特許化された量子技術応用製品の製造、流通、代理店販売等、さらには、個人も参加しやすい、量子脳意識関連ビジネスなど、さまざまなビジネスチャンスがあると考えられる。
当調査報告書は内外の市場動向、実際の需要動向調査をふまえ、量子未来有望ビジネスの市場動向、市場予測、さらに、ビジネス戦略構想についてまとめた。当調査報告書が皆様のビジネス開発、研究開発、製品サービス開発に少しでも寄与できれば幸いである。
AQU先端テクノロジー総研
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